アドベンチャーゲーム

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先週ほとんどかかりっきりでコード書いていた、某アドベンチャーゲームも、ようやく、一通りの機能実装とかが終わった感じです。

さて、この手のゲーム。今時のひとには、一体どのくらい受け入れられるものなんでしょうねえ?

その昔、8bit パソコンが主流だった頃には、ゲームといったら、シューティング的なアクションゲームだったり、パズルだったり、こういったアドベンチャーがほとんどでした。

コマンドを、動詞+目的語で、それも英単語でこれを行なうというのは、割と普通でした。何しろ、今のPCみたいに、自由に漢字を入力したりできませんでしたし、プログラム側であんまり複雑な命令を処理するのも困難でしたから。

何をするべきか。大きな目的くらいは与えられますが、そこに至るために何をしたらいいかなんてことは何も指示されません。自分で何をしたらいいかから探すのです。更にいえば、デッドロックしてしまったりしないように、必要な条件が揃わない限り先へは進めないような親切設計もありません。充分に探索を尽くさずに先へ先へと行くと、突然「これが必要」といわれても、それを持っていないがために、にっちもさっちもいかなくなり、自ら、滅びの言葉(これさえも、自分で探さないといけないのだが……。)を打ち込み、はじめからやり直さなければならなかったりします。そうでなくても、突如、死んでしまい、はじめに戻されてしまうなんてこともごく当たり前でした。「復活」なんて甘い仕様は存在しないのです。死んだらお終い。やりなおしは効きますが、最初からしかだめ。

しかも、ストーリは、容量の関係などもあって、結構無茶。突飛な展開、意味不明、或いは理不尽な要求、もっと普通ならこうするだろう、というような予測の斜め上をいく行動が求められたりもします。

まあ、そんな、メチャクチャといってもいいような展開であっても、こういうゲームを、ワクワクしながら遊んだわけですよ、我々は。

このゲームも、ご多分に漏れず、クリアに至るまでには、様々な、意味不明、ご都合主義的な展開が山盛りになっているわけです。なので、そういう、あの頃の味を楽しんでもらえる向きには、受け入れられるかもしれませんが、それ以外の人には難しいでしょうねえ。

あの当時を共有している仲間内での、内輪受けに終わるであろうことは、ほぼ間違いないだろうと、判ってもいるんですよ、ええ(^^;;