Androidのアプリは、Eclipseを使って、Java + Android SDKで作るのが基本です。が、Javaに詳しくなくても、アプリを作ることが出来るのが、App Inventorです。
Webベースの、UIエディタで、部品を配置して、Javaベースの、ブロックエディタというロジックエディタを使って、ロジックを組立てます。
ロジックは、ブロック状のパーツを組み合わせることで実現されます。全くプログラムの知識が不要とはいいませんが、比較的簡単にアプリケーションを作ることが出来ます。
但し、Android SDKの持っている全ての機能が使えるわけではなく、部品として供給されているものに限って使えるという状態です。例えば、インテントのような機能は使えません。
それでも、例えば、ストップウォッチアプリ程度なら、Timerまわりのあれこれとめんどくさい処理や、SDKのリファレンスを引きながらコードを書くことを考えたら、かなり楽に作ることが出来ます。
上のロジックで実装されるストップウォッチがこんな感じで、ラップタイムを記録することもできます。
試行錯誤すること、一時間くらいでこのくらいのものは組立つので、ちょっと、電話にこんな機能が欲しいと思っている人には、悪くないんじゃないかと思います。
まあ、iPhoneのアプリのようなクールなものを作るのには、ちょっと、非力かもしれませんけれど、ぱぱっとつくって見られるのは悪くないと思います。
作ったアプリは、USBで接続したデバイスに直接送り込む、PCへダウンロードする、或いは、QRコードを表示して、デバイスからURIにアクセスしてダウンロードするのいずれかで、ダウンロードができます。
ダウンロードされるのは、パッケージファイル *.apk なので、あとは、これをデバイス側でインストールしてやれば実際に使うことができます。
アプリは身元不明ですから、端末の設定で、正体不明のアプリをインストール出来るようにしておく必要がありますけれど、自分で作ったアプリならば、正体不明でもないでしょうから問題はないでしょう。心配であれば、その都度、設定を変えればいいでしょう。
お手軽にアプリをつくって見たいという人に、オススメ。とりあえず、興味がわいたら、こちら。なお、実行するのには、Googleアカウント(GMailので大丈夫)が必要です。
Emulatorを使うには、SDKのインストールも必要になりますけれど、デバッガが使えるわけではないので、実機でごりごりテストするので構わない向きには、不要です。
コメント