カセットテープはそんな簡単にジャムるのか?

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今週号の週アス。このところ、なれる!SEの番外編が連載されているのですが、気になったのですよ。FM-7で、テープからソフトをロードしている時に、停止ボタンも押さず、電源も切らないで、イジェクトボタンを押したらテープがジャムったっていう記述。

いえ、わたしも、大概、古いユーザなので、カセットテープでプログラムやデータをロードするっていう時代も知っていますが、わたしの知る限り、カセットテープって、そんな簡単にジャムらないと思うんですよ。

まず、大抵のラジカセなり、PC用のデータレコーダなりで、イジェクトボタンは、同時に停止ボタンが機械的に押されるようになっていたり、あるいは、相当の動作をするようになっていたりしたはずで(少なくとも、僕が持っていた機械はすべからくそういう動作をした。フェイルセーフってヤツですね。)、いきなりイジェクトしたからジャムるっていうのはちょっと判らないんですよ。

ポータブルカセットプレイヤ(所謂ウォークマンとその仲間たち)には、いきなり、テープ回したままイジェクトできるものもあって、やらかしたこともありますが、それでも、そんな簡単には巻き込んだりしませんでした。というか、そういう機材ですら、巻き込んだことないです。

そもそも、ヘリカルスキャンのように、テープを機器の奥深くまで引っ張り込んでヘッドに押し当てるビデオテープと違って、まっすぐ走行させるだけのカセットテープって、こういう操作に滅法強いんですよね。

なので、この話、どうもリアリティが感じられなくてねぇ。いや、絶対にジャムらないわけじゃなくて、ジャムってワカメになったカセットテープだって見たこともありますけれど、それってテープが粗悪品だったり、或いは入れた時点で、たるみやらテープに折れ目やらがあったりしたのがほとんどだったように思うんですよね-。

実際に、いきなりイジェクトでテープワカメにしちゃった人って、いますか? いえ、本当に、そんなことがあったものなのかどうかって言うのが興味があるんですよね(^^;;