LED電球を買おう-密閉器具編

脱衣場の電球が切れました。まあ、精確なところは「切れた」わけではないのですが、とにかく点かなくなったのです。今から交換するのに、白熱球やら蛍光灯やらというのはないでしょう。ということで、LED電球を買うことにしました。

どうせ変えるなら、と、そのほかの場所も、まあ、概ね一気に交換してしまいました。大別すると、密閉器具である、浴室、脱衣所、そして門灯。ある程度の明るさが期待される、階段および廊下。そして明るさはそこそこでいいトイレ。

白熱球があったところには、昼白色なんて置きたくはないので、選択は電球色のみ。このため、スペック的には昼白色と同じ消費電力でも、明るさはワンランク落ちます。まあそれは仕方がないといえば仕方のないこと。電球の暖かい色味になれているので、白いぎらぎらした色は、これらの場所では避けたいという気分なのです。

さて、密閉器具に対応したLED電球は、パナソニックのものが相当します。他に、東芝でも、380ルーメンくらいのものであれば対応製品もあるようですが、380ルーメンと言えば40W電球に届かない程度の明るさということになっていますので、浴室や脱衣所、そして門灯にはあからさまに不向きです。

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ということでパナソニックで一番明るい650ルーメンの球を選びました。パナソニックの電球は、高さが若干電球より出るので、器具によっては干渉があるかもしれません。幸い我家の場合はどの器具ともうまく適合してくれました。

電球の光る部分は先端の狭い部分に限られていて、口金までの部分はヒートシンクになっていると思われます。ただ、東芝の同程度の明るさのもののようにフィンを形成するようなことはなくのぺっとしています。

光束は先端から正面方向へ集まっている感じで、口金のある方向にはあまり光が回り込まない印象です。この辺は、設置場所や器具によって不利になる傾向だと思います。

実際、門灯に関しては、我家の場合は、密閉器具ながら、透明のガラスがはめ込まれて、電球そのものの灯りが素通しで出るので、そのままだと、門灯として十分な光量が得られませんでした。電球は上向きに取り付けられているので、傘の内側に当たる部分にアルミ箔を貼り付けて、簡易レフ板としたところ、とりあえず実用的な明るさを得ることができました。

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浴室、および、脱衣所については、乳白色のドーム型のカバーが周りを覆い、これが上手く光を回り込ませてくれるので、全体的に十分な明るさを得ることができています。光束も自然な広がりを見せていて、この電球はこのような器具で使うのに適していると思いました。

勿論、正面方向に光束が集まっているので、ドロップダウン型の器具なら、そのまま上手く適合するのではないかと思います。

カバーをした状態で、60Wの白熱球と、同程度という感じの明るさが部屋全体で得られています。

浴室も、脱衣所もそれぞれ一坪ずつですので、この程度の広さの場所なら60W球の代りとして十分に使えます。密閉器具で使えて、この明るさはパナソニックだけなので、現状では、この手の照明器具には、これ以外の選択肢はないようにも思います。