先週の土曜日にやって来た BIGLOBEのAndroid端末 Smartia。スマートフォンにいち早く手を出したモノの、ウィルコムは死に体となり、Willcom03から先へ行けなくなってしまいまして、既に、スマートフォン競争の圏外へと消えつつある Windows Mobileではなく、今をときめくAndroid端末が欲しかったというのが大きいのですが、それにしても楽しい。
実は、土曜日から火曜日にかけて、この端末はトラブルに見舞われていたのですが、関係各位のおかげさまをもちまして回復しました。具体的には、Andronaviからはアプリをダウンロードできるのに、Androidマーケットからはできないというもの。
BIGLOBEサポートが開く、月曜の朝を待って電話をして、何度もやりとりを繰り返して、結局の所は「端末を工場出荷状態に戻す」ことで、回復することができました。
工場出荷状態への戻し方はマニュアルには書かれていなかったのですが、ホーム画面からメニュー→機器設定と進み、プライバシーの中にある「データの初期化」がそれ、でした。
土曜から火曜までで行なった設定の数々は失われましたが、アプリケーションをインストール出来るようになりました。大体が、失われた、といっても、ローカルに保存される、無線LANの接続設定やら、BIGLOBEアカウントやGoogleアカウントの紐付け、インストール済みだったアプリなどだけで、ほとんどのものは、サーバ上に存在しており、設定を戻してやることで、何事もなかったかのように元通りになりました。アプリもインストール済みのモノは、Andronaviが覚えていたので、それらをもう一回ダウンロードしてインストールしてやるだけですみました。
ああ、これが、クラウド端末であるということの利点の一つなのか、と漠然と思いました。勿論、クラウドというのは、単にデータの安全性が高いと言うことに留まるモノではありませんが。
起動は、ノートPCがスタンバイ(ハイバネーションに非ず)から復帰するよりもはやく、動作はきびきびと小気味よく、ウェブ、メール、ツィッター、Evernoteなど、思いついた時にサクサクとアクセスし、サクサクと情報を引き出せ、また作成できます。
予定表やアドレス帳は、Googleのサービスと連動しているので、PC側では、Thunderbirdに追加した、LightningやZindusといったサービスで同期できます。これがまた非常に便利です。Windows MobileであるWillcom03も、Google Calendarと同期するようにしてあるので、どこから予定を入れても、どこでも見られます。
アプリは、スマートフォンOSの雄、iOSに比べると、荒削り、無骨、デザインセンス悪し、なものも多いのですが、インテントを核とした連携機能のためか、単機能なアプリでも、多彩な用途があったり、中々に奥が深いです。Googleによる恣意的な選別もないので、百花繚乱というか、玉石混淆というかで面白くもあります。
入力は、タッチパネル上のソフトキーボードを使うのは、今時のスマートフォンではもはや定番なのですが、ソフトキーボードも、標準の Androidキーボードの他に、iWnnが標準で入っていますし、マーケットからは、フリック入力ができる Simejiや、Palmで一世を風靡した、Graffitiで入力できるモノなど、色々あって面白いです。Graffitiは、久しぶりに使ってみたんですが、フリックよりサクサク入力できましたよ。いや、どんだけPalmを使い込んでいたんでしょう? 身体が覚えていましたよ。
標準のブラウザが何故か、ファイルのアップロードができないようにされているので、Opera Mobile 10.1βなんて入れて見ました。こちらは、それができます。ただ、縦画面時の表示は、標準ブラウザの方が出来がいいので、両方を使い分ける感じです。アドレスバーもOperaは大きすぎてちょっとセンス悪いし(^^;;
ConnectBot(SSHクライアント)とAndroidのVNCクライアントを入れて、SSHトンネルで、自宅のサーバ上の XVncに接続できるようにもしました。ConnectBotはLocalにもアクセス出来、いわゆる端末ソフトとしても使えます。ただ、ローカルの環境では、そのままでできることはほとんどありませんけれど。この辺は要研究。
とにかく、もう、毎日、いじり倒しても、まだ今のところ、飽きると言うことを知りません。あれこれプログラムも書いてみたいし、当分は熱が続きそうです。
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