220円~

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HGとRGとを作ったら、FG辺りも作って比べてみようか……そんなバカなコトが脳裏を過ぎったもので、つい。ただ、FGはお店においてなかったので、代わりといっては何ですが、超初期の、所謂、第一次のガンプラブーム当時のほぼそのままの、モデルを買ってきてしまいました。価格は220円ですよ。RGの凡そ1/10。

まあ、総部品数207のRG、91のHGに対して、わずか44の製品ですから、さもありなん。しかも、多色整形が当たり前になっているこのご時世に、ペールホワイト一色に統一された、シンプルなまでの製品。色を塗らなければ、魂を抜かれて真っ白になってしまったかというような、「蒼白な」ガンダムが完成すること間違いナシです。

というわけで、塗りました、組立てました。左から、220円、HG(お台場バージョン)、そしてRGです。基本的には、この最初期のモデルから、関節や装甲の組み付けはともかく、デザインに大きな違いはありません。まあ当たり前と言えばそうなのでしょうが。胸部の排気口の部分が、ちょっと違いますが、アニメの中でも実は、HGやRG同様、黄色い部分は、完全に、胸部の青い装甲の中に入っているのに、何故、この220円モデルだけが違うのかが、不思議。

見かけはさておき、腰回りの装甲が固定されているので、太腿はほとんど動かないし、上半身も、反ったり捻ったり出来るHG以降と異なり、完全一体化していますし、何より、「ポリキャップ」が存在しないために、あんまりポーズを変えていると、関節が摩耗して、全てがたらりと垂れ下がった状態になってしまいます。まぁ、その場合でも自由度の限りなくない関節のおかげで、だらしなく立たせておくことくらいは出来るのですが……(^^;

それにしても、ガンプラ30年の歴史を、この三つのモデルの違いに、見た気がします。いやはや、凄いね。関係ないのですが、目と、あと肩の辺り、足首の装甲にはRGで余った、デカールをはっておきました。目は、金色に輝くシールなので、なかなかカッコイイです! > 220円ガンダム