CD1000円

千円CD人気、デフレが伴奏 若者離れ、安値でテコ入れ

通常2千円台で売られる音楽CDを千円前後の価格にして消費者をひきつけようとする、レコード店主導の仕掛けが目立つ。過去の名作が中心だが、デフレ傾向の波はCDにも及んでいるようだ。

もう、20年以上昔になるけれど、CDが発売されはじめた頃、CDになれば、価格は下がって、アルバム一枚700円くらいでもいけるとかっていう話を聞いたような。

CDの量産の容易さと、輸送・在庫のコストはレコードのそれより低いだろうこととを考えれば、計算上はそうだったのかもしれないけれど、実際には、CDはレコードと同じ価格で売られ続けた。まぁ、補償金補償金、コピーガードコピーガードと、とにかくユーザから金をむしり取ることにばかり熱心な権利者とかいう、アーティストそのものと同一なのか別物なのかよく判らない連中が、値段を下げるなんてことは考えもしなかったんだろう。

それが、ここにきて、売れなくなったからなのか、価格を見直す動きが出てきている。確かに、安ければ、うっかり買ってしまうかもしれない。願わくば、下げた分をよそに転嫁したりしないことを :p