とりあえず、買って来て組み立ててみたわけです。今まで、大人の科学マガジンには、昔懐かしい、印画紙を使って撮って現像するタイプのカメラやら、ステレオ写真が撮れるカメラやらが付録についてきましたが、実はどちらも撮ってみようという気分にはならなかったのです。
が、これはいい。組み立てには一時間ほどかかると書かれていましたが、まぁ、30分もあれば充分です。しかし、この、組み立てる作業がまた、楽しい。シャッターユニット、フィルムの巻き上げ機構、ファインダー……仕組みと意図しているところが手に取るように判るのがまた面白いのです。
そして、組み上がったら、とるものもとりあえず、フィルムを装填していましたよ。とはいえ、24枚撮り。なかなかとりきれるものでもなく、まだ、現像には出していないんですけれどね。どんな写真が撮れているのかは、そのうちにまた。
カメラの構造上、写真は縦長が正位置となります。巻き上げと連動したシャッターチャージだとか、何枚撮ったかをカウントするカウンタだとか、気の利いたものは何もありませんので、自分で、撮ったら巻く、或いは巻いてから撮る、を約束としてやらないと、多重露光、空、など妙な写真が多発しかねませんが、その、何もしてくれない感じが、またよかったりするわけです。ほとんど病気ですが。
ピントは、リコーフレックスのごとく、歯車でつながった、ファインダー用レンズと、撮影用レンズのリングを回して、フォーカシングスクリーン上の像を見ながらあわせます。
像は割とクリアなんですが、ピントの山がつかみやすいかと言われると、今ひとつ。まぁ、結構絞られている
ファインダー像も、周辺が落ちているし、流れているしで、トイカメラっぽさ前回なんですが、それがまたいい。Electro35GLとはまた全く違ったテイストの写真が楽しめそうです。これにあう、ネックストラップが欲しいな。
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