「ハッカー」に逆襲、パスワード盗み返す 中3書類送検
インターネットのIDとパスワードを盗もうとした「ハッカー」から逆にパスワードなどを盗み返したとして、愛知県警は5日、兵庫県尼崎市の中学3年の少年(15)を不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検した。調べに対して、少年は「メールを盗み見たりして、困らせてやろうと思った」と話しているという。……(略)……
少年と男性はオンラインゲーム仲間。男性が少年に「キャラクターを強くするプログラムをあげる」と偽って、実際にはIDやパスワードなど、パソコンのキー操作の履歴を盗み取るスパイソフト「キーロガー」をネット上から送りつけた。少年はゲームの動きが悪くなったことからキーロガーに気づき、ソフトを解析。操作の履歴の送付先になっていた男性のメールアドレスやID、パスワードを割り出したという。
男性は、キーロガーを使って別のゲーム仲間のIDとパスワードを盗んだとして08年10月に書類送検された。この捜査の過程で、男性が逆に不正アクセスされていたことがわかった。男性は「自分がハッキングされているとは知らなかった」と驚いていたという。
ハッカーといえば、そもそもは、一目置かれるような高い技術を持ったヒトを指していたはずですが、マスコミによって、そういった技術を駆使し、侵入や情報窃盗などのネットワーク上の犯罪者を行なうものへと歪められてしまった言葉です。歪められたとはいえ、かつては、それでも、高い技術を保持している、あるいは駆使しているものが、そう呼ばれていたように思いましたが、この記事を見るに、最早、ただの犯罪者でさえ、「ハッカー」と呼ばれるようです(/_T)
キーロガーを仕込んだ相手に逆にクラック食らって、しかもそれに気づいていないなんて、お目出度すぎます。大体、ダイレクトに自分の身元がわかるようなキーロガーを使っている時点で犯罪者としても頭が回らないがよく判ります。オレオレ詐欺だって、口座から直接足がつくような間抜けなことはしないだろうに、送付先が自分になっているとは(/_T)
ハッカー、それは、いつの間にか、アホに与えられる蔑称になってしまったのかもしれません、トホホ。
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