VQ1015 ENTRYは、トイデジカメです。わずか、15gの軽量小型ボディに、画角もF値もよくわからないレンズと、光学ファインダー、そして8MBのメモリを内蔵した、単四1本で駆動できる130万画素のデジカメです。メモリは内蔵していますが、SDカード対応ですので、430円で買った 2GBのSDカードをココに投入するわけです。さて、何枚撮れますやら。
右の写真を見てもらえば判ると思いますが、端っこにSDカードがちらりと見えていると思います。これで、大体の大きさが想像してもらえるんじゃないかと思います。小さいです。
小さい割には厚みがあるので、思ったほどホールド性は悪くないです。尤も、ホールド性以前に、シャッターの切れるタイミングが、ワンテンポ遅いので、撮影は思ったよりも難しい感じがします。慣れるまでは、結構戸惑いそう。撮ったつもりで、実はシャッターが切れてなかったことも既に数度……十枚くらいしか撮ってないのに。シャッターが切れると、ピッピと二回音が鳴るのですが、シャッターを押したときにもピっと音が鳴るので、つい、切れたような気になってしまうんですよね。慣れです、慣れが必要。
撮影時には、本体をスライドさせて広げると、ファインダーがポップアップして、レンズバリアが開き、シャッターが現れます。
レンズはパンフォーカスかと思ったら、近・遠の切り替えがあります。デザイン上の制約で仕方がないのでしょうが、右のように、カメラを広げて撮影状態にしてしまうと、遠近の切り替えが出来なくなってしまうのです。
切り替えるためには、カメラを畳まないといけないので、ファインダーを覗いてから、気が変わったりしたら、ちょっと面倒です。まぁ、トイカメラは、デジタルであっても、スローなモノだと割り切るべきなのかもしれません。
勿論、このサイズですから、表示用の液晶なんて存在するはずもありません。液晶は、撮影済み枚数と、撮影モードが表示されるだけです。何が撮れているのかは、後で、PCにでも繋いでみるまで判りません。単に、センサーがディジタルだというだけで、ほとんどフィルムのトイカメラと変わりません。現像代がかからないだけです。いや、これこそが大きいのですが。また、フィルムのサイズに縛られないのもディジタル故ですが。画像が確認できないので、削除は最後の一枚か全部という大胆さ。まぁ、削除はPC上でやれということでしょうね。
撮影モードは、1280x1024、1600x1200、640x480と、動画(320x240)、セルフタイマー(10秒)、連写モード(3連写)があります。ボタンで切り替えるのですが、三秒放置すると、1280x1024の制止画モードに戻るので、さっさと撮らないと、いけません。ここだけはスローではありません。
描写はゆるゆるですが、トイカメラらしいといえるでしょう。更に、このVQ1015 ENTRYは、ファームウェアを更新することで、異なるフィルターを適用したような写真が撮れます。現在公開されているのは、モノクロ化するファームウェアだけですが、他にも公開の予定があるようです。
ファインダーは、視野率も適当で、パララックスも大きいので、ここも慣れが必要。右の写真は、ポインセチアを狙ったんですが、思ったよりも下にフレームがずれてしまっていますoTL
中々遊びごたえのあるカメラです。お求めは、プロキッチンから。4,200円(税込)+送料525円です。
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