チープ対決 VQ1015 VS LOREO Lens in a Cap

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VQ1015 ENTRY

今ここに、手持ちの、機材によるチープ対決を。VQ1015 ENTRYがとても、いい、トイカメラっぽさを発揮するのはよくわかりました。さすがに、素材から、トイたるべく作られている感じで、完璧と言っていいできです。

ところで、わたしには、かつて購入した、LOREO Lens in a Capがあります。これは、デジイチ(いや、別にフィルムの一眼レフでもいいと思うけれど。)につけて、トイっぽさを楽しむもの。確かに、ノペっとして、ザラっとした感じはトイっぽいとかつては感じたものですが、さて、ホンモノと比べるとどうか……。

先ずは、ホンモノ、王様、VQ1015による画像です。こってりとした色、ザラッとした粒子感、全く奥行きを感じさせないパンフォーかすっぷり、周辺の大胆な光量落ち、どれをとっても、まさに、トイカメラな訳です。白飛び、黒つぶれの具合、ダイナミックレンジの低さもトイっぽくてグーです。下手なのか、狙って撮っているのか、何なのか、さっぱりつかめないのがいいです。

LOREO Lens in a Cap + EOS 40D

そして、こちらが、EOS 40DにLOREO Lens in a Capという組み合わせ。画角は、大体同じくらいだと思うのですが、こちらは最短撮影距離が1.5mと長く、室内ではとても使いにくく出来ています。こういうところはちょっと好きですが(ばか)

フォーカスが甘いのは、このワーキングディスタンスの長さ故で、ごまかすためにF/5.6の解放ではなく F/8まで絞っています。これがよくない。ノペっとした感じは、パンフォーカス故で、これは絞ったところで変わりませんが、周辺の落ち込みは全くなくなってしまっています。ダイナミックレンジの広さ、色の再現は、EOS 40Dに由来する部分が多く、トイっぽさはほとんど感じられません。

ちょっとザラッとした感じが残っていますが、ピンをはずしているので、もやっとぼやけて、粒子感をそいでしまっているような気がします。これは被写体選びの問題(^^;;

Advanced/W-ZERO3[es]

おまけとして、Advanced/W-ZERO3[es]による作例もつけておきます。こいつはAFですが、画素数は130万画素で、VQ1015と互角です。

しかし、思ったよりかなり広角で、同じ程度の範囲を写すのには随分よらないとダメでした。色は結構こってりとしていて、安っぽい感じが出ています。それでも、許容範囲といえなくもないこってりさで、トイっぽいかといわれると、そうでもないように思います。

なんだ、アドエス、結構がんばっているじゃん(^^;;

結論としては、やはり、餅は餅屋ということですかね。(当たり前)