それは、本質ではないから

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「出会い系」被害、4割減=フィルタリング普及で?別サイトに分散も・警察庁

出会い系サイトを利用して犯罪に遭った被害者が、今年上半期に激減したことが7日、警察庁のまとめで分かった。統計を取り始めた2003年以降横ばいが続いていたが、昨年同期より4割も減った。同庁は「(有害情報が含まれるサイトへの接続を遮断する)フィルタリングの普及が進んだ影響」と分析している。
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一方、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やゲームサイト、プロフィルサイト(プロフ)など、別のサイトでの交流を通じて犯罪被害に遭った児童は388人に上り、出会い系の被害児童を上回った。規制が強まっている出会い系から分散している恐れもあるとみて、同庁は警戒している。

危ないところには、近づけないようにする。それ自体は、それ程悪いアイディアではないですが、基本的にはイタチゴッコで、あっちがダメならこっち、と行った具合で進行するのは目に見えているわけです。

臭い物に蓋をするだけではなく、子どもたちに、自らそういう危険を感じ取る、かぎ分けるのに足る、リテラシ教育も平行して施していく必要があるし、こっちこそが、本質だと思います。

ケータイを持たせないようにする提言とか、偉そうな人たちが頭寄せ合って、この程度のことしか考えつかないのかと、情けなくなりますが、道具は道具に過ぎず、それを使いこなせる知識をこそ与えることが必要なんだという視点に立たなければ、いつまでもイタチゴッコを繰り返すばかりですよ。