16進数の計算は、意外とPCにやらせるのが、面倒くさい。Windowsのcalcにも16進演算機能はありますが、立ち上げて、そしてさらに0-9はまだしもA-Fの値を入力するのが面倒くさい。いや、別にフルキーから入力するだけなのですが、それは結構面倒で、結果、紙とか暗算とか、指折りとかでこなすことが多い昨今です。何しろ、数値をわざわざ16進数で計算するときには、加減算か、ビット演算くらいしかすることがありませんから。
と、いうような話を某所でしていたら、思い出したのがコレ。かつては、こういう便利なものを使ったり、あるいはA-Fまでもテンキー周辺のキーで入力できるようにした簡易電卓を自分で作って計算させたりしていたんですよ。
思い出したら懐かしくなって発掘しました。当然電池は切れていましたので、100均から子どもたちのたまごっち用に買い置きしてあったCR2302×2を投入してスイッチオン。今でも動くのはなかなか大したもの?
SHARP PC-1445はSC61860というシャープの独自仕様のCPUを持ち、8KBのメモリ、関数電卓機能および、BASIC、CASLシミュレータを内蔵している、まぁちょっと変わり者のポケコンです。
僕が大学生に入ったころは、PCはまだまだ高嶺の花
さて、ひとしきり懐かしんで、電源を切ろうと思うと、ディスプレイの右上に[M]のマークが。消せないアドレスMのページを指でなぞってるだけ。So once again...
それはともかく、呼び出してみると、0xE820
気になって、見てみると、更に、BASICとCASLにもプログラムの残骸が残っていました。しかし、どちらも一体全体何を企図して作成されたものなのか、最早思い出すことはできません。何しろ最後に電源を入れたのは、多分二十世紀の話だと思われますので...(^^;;
20: X=1
30: PAUSE X
40: X=COS(X)
50: GOTO 30
100: "Z" CLEAR
110: Q=0:INPUT "NAME:";S$
120: FOR I=1 TO LEN (S$)
130: Q=Q+ASC (MID$ (S$,I,1))+100-64
140: NEXT I
150: PRINT Q
200: "C" CLEAR
210: INPUT "MAX=";N
220: INPUT "X=";X
230: FOR I=1 TO N
X, Z, Cの三本のプログラムが入っていますが、それぞれに意味不明。ついでに言うと、Cのプログラムなんて、途中で終わっているし oTL
15: LEA 1,-1,1
20: LD 1,A
30: ADD 1,B
40: ST 1,C
50: EXIT
60:A DC #20
70:B DC #25
80:C DS 1
90: END
こっちも意味不明なCASLのコード。15行目の LEA 1, -1, 1なんて何を考えてここに挿入したのやら。多分LEA
何にしても、よくもまぁ、残っていたものです。皆さんのお宅に眠っているポケコンや、プログラマブル電卓にも、何かお宝プログラムやデータが残っていたりするかもしれませんよ...多分、大半は、思い出せもしないような物体であるとは思いますが(^^;; それ以前に、ポケコンだのプログラマブル電卓だのを持っている人がいないって?!
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