さあ月を愛でようじゃないか

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今日は中秋の名月、芋名月。中秋は旧暦八月十五日。通常は満月であることが期待されますが、旧暦の性質上、月齢が1程度前後します。また、月の軌道が真円ではなく、楕円であるために、新月(朔日==一日)から満月までと、満月から次の新月までの日数が等しくならない場合があります。15日を満月と見るのは、朔〜満月〜朔が同じであることを前提にしているので、この揺れでさらに月齢がずれます。

と、いうようなわけで、今宵の月は、満月ではなく、栗名月のごとき十三夜の月、月齢13であります。朝の雨が嘘のように晴れ渡り、すっきり雲ひとつない姿をとりあえず一枚。月は、暗闇に(横浜の空は明るくてちっとも暗闇ではないけれど。)ひときわ明るく輝く点光源なので、ただオートで撮ろうとすると、背景の暗闇に引きずられて、露出オーバになり、ただの白い円盤になってしまいます。今宵は、ISO100, f/11, 1/160sという設定でマニュアル撮影しました。あてずっぽうだったのですが、まずまずの写りではないかと思います。(撮影後トリミングして縮小をかけてあります。)

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さて、お月見といえば、欠かせないのが、白玉ですね。一般的に、秋雨の時期に、中秋はあるため、雨で月を愛でられないことも珍しくはないのです。古の人たちは、雨や曇りで名月を愛でられないときには、白玉にその姿を想い、雨名月(あるいは雨月)として、代わりに愛でたといいます。

というようなゴタクはともかく、天気に関わらず、これも、お月見の楽しみの一つには違いありません。娘と奥さんとで手作りした白玉に、フルーツ缶を開けて、フルーツ白玉に仕立てて、名月の下、ベランダで家族で美味しく、名月のコピーをいただきました。と、まぁ、そんなような中秋の名月。次は、後の名月です。