前巻から、どれほど待たされただろう。いや、そもそもはじめから考えれば、物語の中でアルスラーンたちが過ごした時間よりもはるかに長い時間を待たされ続けているわけですが、満を持して(?)登場の12巻です。
確か、らいとすたっふのサイトでだか、社長ブログでだか、十六翼将に欠員が生じる、というような話があったような記憶があるのですが、勘違い?トリアエズ、この巻では誰も死にません。思いっきり、死にそうな伏線を引かれた主要キャラはいますが。
国同士の大きな衝突もありません。全体的に、物語の伏線をひきまくった、いわば幕間の巻となっています。通しで読むときには非常に重要な部分となるように感じましたが、待たされて、しかも、きっと次もん年も待たされるのだろうと思うと、非常に消化不良を感じる一冊です。次巻が出たときに、併せて購入して読んだ方がいいかもしれません。
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