上下、二冊を読むのにたっぷりと一週間を要しました。理由は、内容が、確かに、読みづらく、集中的に読むのが困難だったこと。教科書のような、雰囲気に、読んでいて眠気を催すこと、そして、既にココまでの26冊の文庫で、何度も何度も繰り返されてきたことが、ここの二冊の中でさえ、幾度となく繰りかえされて書かれていること。
街道の重要性、ローマ人の街道に対する意識、なんていうのは、もう、脳にしっかり刻み込まれるように記憶されてしまっているのに、この本の中でも繰り返され、そして、ローマ人の功績を称えまくっている。いや、確かに、そう、称うべきかな、とも思うと同時に、そんなに、ずーっと褒め続けなくてもいいんじゃない、とも思います。この重複した記述部分ををすっきり削ったら、文庫一冊分にもならない文量かもしれません。睡眠導入にはいいかもしれないです。ただ、カラーグラビアの図版は見ていて楽しいです。行って見たくなります。
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