アクシデントは華

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みのりの幼稚園の運動会のクライマックス……それは、クラス対抗、父兄による男女混合リレーです。運動会の会場は、幼稚園児の運動場ですから、そんなに広いわけではありません。各選手は、その狭いグランドに作られたトラックを一週ずつしてリレーしていきます。

なんだ、狭いんだ。短い距離なんだ、大したことないじゃん。と、お思いのあなた、それは甘いのです。狭いので、コースはRの小さな楕円になります。直線はほとんどありません。そして、グランドは、これぞ関東ローム層といわんばかりの赤土で、とてもスリッピー。そして、それはトラックの外周に近づくほど、悪条件となります。

つまり、走行ラインは、インベタの一本だけ抜きどころはバトンのタイミングのみ。それ以外では、転倒覚悟でアウトから仕掛けることになります。そして、多くの、足に自信がある走者が、外からの勝負の誘惑に駆られ、そして、散っていきました。そう、このコースでは毎年大量の転倒者を出し、実力と順位が全く連動しない、恐ろしいリレーレースとなっているのです。だからこそ盛り上がるのです。

転倒は、大量の土ぼこりも巻き上げ、大変壮観です。ちょうど、こんな(MPEG4形式の動画ファイルです。再生にはQUICK Timeなどのデコーダが必要になります。)按配に……。今年も多数の転倒者が出ました。合掌(うちの奥さんがみのりたちのクラスの代表として参加していました。第一走者こそトップだったものの以後、最下位に沈んでいましたが、前を走っていた二チームが、一人は外から仕掛けて自滅、一人は良くわからないけれど自滅し、たなぼたてきにトップに立ち、そのまま逃げ切りました。)