要するに何も変わってないという事だ

Windows Vista RC1はパフォーマンスと安定性を改善

 マイクロソフトは2006年9月12日、Windows Vista RC(リリース候補版)1についての報道関係者向け説明会を開催した。説明会ではベータ2版からの変更点や、今後のスケジュールなどを紹介した。

 RC1はベータ2版に比べて、動作の安定性やパフォーマンスが大幅に改善されているという。同社はRC1を「開発やテストの最終段階」と位置付け、パートナー各社やITプロフェッショナル、パソコンの操作に習熟した個人ユーザーに対して、RC1のテストに参加するよう呼びかけた。 (以下略)

普通、βまでの段階では、デバッグのためのチェックなどが多数入っているために、製品版に比してパフォーマンスで劣っているものだ。安定性も、当然デバッグ段階だから製品版よりも劣っている。

対してRC(Release Candidate)は、製品候補であり、コードフリーズは済んでいて、問題がなければそのまま製品となる版なので、普通はデバッグのためのコードなどは除去され、パフォーマンスも安定性も製品レベルにある。

つまり、β2に対するRC1の変更点なるものが「動作の安定性やパフォーマンスが大幅に改善されている」だけならば、つまりは何もとりたてて変わったことはないということ。遅れに遅れ、機能も縮小に縮小を重ねた Vistaも、とりあえず、現状では順調に進んでいるということだろう。