看板に偽りありませんか?

イーディーコントライブ、WinnyやShareによる情報漏えいを防止する暗号化ソフト

 イーディーコントライブは6月23日、WinnyやShareといったファイル交換ソフトによる情報漏えいを防止する暗号化ソフト「Safety Disclosure Find Winny」をダウンロード提供すると発表した。専用ウェブサイトを通じて体験版を配信する。
 Safety Disclosure Find Winnyは、ファイルを自己復号形式で暗号化する。復号化の際には、暗号化ファイル自体がパソコンのハードディスク装置を走査し、WinnyやShareを検知すると自動的に復号化を中止する。
 これにより、メールなどに添付してファイルを送信する際、送信先からファイル交換ソフトを介して情報が漏えいするのを防げるという。

漏洩……防げないと思うんですけれど、このやり方じゃ。暗号化された自己復号形式のファイルそのものは、WinnyやShare経由で漏洩しうるわけだから、このファイルを拾ったヒトが、WinnyもShareもはいっていないPCにファイルを転送して、復号したらアウトだと思うんですが……。(勿論、鍵がばれない限りは安全だろうが、鍵はどうせこの暗号ファイルをアタッチしたメールに書くとかそういう杜撰な運用がまかり通りそうだから、添付ファイルつきメールを狙って漏洩させるマルウェアが増えそうな気もする。)

オマケに、WinnyでもShareでもないファイル共有ソフトが主流になってきたときには、追随できないので、本質的に、安全とはいえないと思う。まぁ、カジュアルに、復号したファイルがそのまま漏洩しちゃうのは防げる可能性があるので、ないよりはマシだけど、といった感じでしょうか?