デジカメ写真の増量にしたがって、現在、メインのバックアップシステムとして利用している玄箱が手狭になってきました。(160GB)
そこで、バックアップを二系統に分離することにしました。サーバ系のバックアップは、玄箱に、そして、Windowsなどのクライアント系、主にマルチメディアを中心としたものは、新しくNASを導入してそちらへバックアップすることとしました。
新しい、NASボックスの候補は、玄箱、玄箱HG、そしてグラタン(白箱)です。いえ、別に出来合いのNASでもいいんですが、少し安いですし、キワモノの臭いは何者にも換えがたい魅力が……(^^;
玄箱は既に利用していますし、安価(10,000円前後)なのが魅力です。玄箱HG(ハードゲイではない)は、その玄箱のCPUを高速化し、メモリを倍増しているもの。LANもGbEになっています。最後のグラタンは、一番高価(25,000円前後)ですが、XScale 400MHzというのが中々に魅力的です。
結局、同じようなものが二つあっても面白くないし、ヘテロな環境の方が、有事(ってなにさ?)においてもいくらか強固であろうということで、グラタンを導入することに決めました。マルチメディア系のデータは今後どれほどのペースで増大するのか見当もつかないので、HDDを二台内蔵可能な点や、いざとなればUSB経由でも増設が可能な点も魅力でした。(玄箱もUSBはありますね。)
写真は手前から、グラタン、ルータ、ケーブルモデム、玄箱、100base-TXスイッチとその上に秘密のメカ(笑)、そしてMini-ITX(C3-800MHz)のメインサーバです。
グラタンが玄箱に比べて明確に劣っている点は、導入時にあります。HDDにシステムを導入するのに、玄箱は、LANにつながったWindowsマシンがあればいいのに対して、グラタンは、PCのHDDをはずし、そこにグラタンにいれるHDDをつないで、CD-ROMから直接システムを書き込む必要があります。これが手間。しかしそれ以外では、2台のHDDを内蔵可能な点(それを、ストライピング、ミラーリングなど柔軟に組み合わせられる)や、XScale 400MHzというCPU性能など、玄箱(もちろんHGを含めて)と比べて勝る点も多いです。はじめからDebian GNU/Linuxを搭載している点も、標準機能以外を追加するのに、非常に簡便で素晴らしいと思います。
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