と、ここまでを総括すると、取り込むべき機能は、次のものになると思います。
- IOP3XX用DMA機能
- グラタン由来のRS5C372Aドライバ
- グラタン由来のAEC62XXパッチ
- グラタン由来のシャットダウン処理
- グラタン由来のPCIバス周りの設定
- グラタン由来のLED/ブザー処理コード
- IOP3XX用AAUコード(使うなら)
- IOP3XX用CCNTコード(使うなら)
大物としてはこのあたりのみとなると思います。最後の二つに関しては、デフォルトの2.6.10-iop1カーネルが利用しているようではないので、今回は特には何もしませんでした。(RAID5のアクセラレーションと、高解像度タイマーですので、これらを利用しないなら、特にONにする必要はないでしょう。)DMAに関しては、利用していますし、一応、
IOP321の仕様書には、PCI to Mem/Mem to Memのスループットを改善する、というようなことが書いてありますし、利用させてもらうことにしましょう。グラタン由来のものに関しては基本的に必要なものばかりであるはずです。LEDやブザー処理は、実は、leddrvやbuzdrvと連携しないと意味が薄いので削ってもいいのかもしれませんが、将来アイ・オーからこれらのソースが公開された場合に生きますし、後で、自力で点滅制御用ドライバを書こうと思っている人がいた場合にも役立つでしょうからきっちりポーティングしておきます。
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