W-ZERO3ファーストインプレッション今更

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急転直下、発売日に入手できたW-ZERO3ですが、やはり、普通の電話とはかなり違っています。電話をかけるためには、発話ボタンを押してから、ダイヤルするわけですが、普通の電話のようにいきなり番号をいれて……というわけには行きません。これは、要するに「電話」というアプリケーションを立ち上げてから、電話をするという仕様になっているからです。電話ではなく、あくまでもベースはPDAなわけです。

そんな、W-ZERO3をちょっと使ってみて、感じたことを、アトランダムに書き綴ってみます。
もう、既にあちこちで言われていることでしょうけれど。

キーボード
クリック感も、親指タイプを前提としたキーの大きさも配置も、概ね良好です。バックライトも暗いところで結構役に立ちます。但し、次の点は微妙に不満。
  • 操作がキーボードだけで完結しない場面が多い。
  • 最上段の数字キーは液晶面と干渉して押しにくい。
  • 記号の一部がFnキーとのコンビで入力になっていて、なれないうちは戸惑う。
いずれも致命傷ではないですが、気にならないといえば嘘になるものです。
着信音
番号ごとの鳴りわけが出来ません。これは、やはりベースが電話ではないからでしょう。着信音として、WAV、WMA、そしてMP3が使えるようです。着信の種別(ライトメール、Eメール、電話)での鳴りわけは可能です。着信音の鳴る長さを、時間または回数で指定できるのは嬉しいでしょう。WX310SAは、回数指定は出来ないので、メール着信時に尻切れになってしまうことも多いので回数指定はこういう問題を減らせるでしょう。こうなるとやっぱり、番号鳴りわけできないのは惜しいなぁ。
液晶
液晶は申し分なく美麗です。発色、コントラスト、応答も申し分なし。輝点、滅点には今のところ気づいていません。
カメラ
あんまり使っていないけれど、まぁ普通のレベル。パンフォーカスなのである意味、気楽に撮れるけれど、今時、QRデコードのためのマクロもなければ、フラッシュもないというのは、イマイチ。気軽にスナップを撮って、ブログに貼り付けるなどの用途には十分だと思うけれど。
無線LAN
マニュアルにあるように、使っていると暖かくなる。冬の夜中にこそこそ遊んでいた身としてはありがたかった。LANのON/OFFが一発で出来ないのが難点。いちいち、
  1. スタート
  2. 設定
  3. システムタブ
  4. ユーティリティ
  5. 無線ON/OFFタブ
と辿ってようやく、ON/OFFが出来ます。階層深すぎ。
メイラ
噂されていたのと違いIMAP4がサポートされていたのは良かったのですが、マイクロソフトダメダメクォリティをOutlookから引き継いでいてSMTP Authが平文になっています。CRAM MD5などまともな認証ができない様子。ちょっと困り者です。
モバイルIE
これもダメダメマイクロソフトクォリティ。画面にあわせる、とか、一列に表示する、などのオプションがあるのですが、余計なことはしないほうがいいんじゃないのといった風情。NetFrontやOperaに遠く及ばないクォリティ。かなりがっかりです。
時計
ローカルタイムのほかに、渡航先の時刻をもてるのは、たまに海外出張がある身としては嬉しい。ただ、時刻の同期が出来ないみたいなんだけれど、これは自分で勝手にntpクライアントをもってこいってことなんでしょうかね?それともどっかに設定がある?WX310SAには、パケット通信時に時刻補正をする機能があるのだから、これだけPDA然としたデバイスなら当然もっていて欲しかったのだけれども……。

と、まぁ、勝手なことをつらつらと書き連ねましたが、あくまでも、現時点での印象なので、先に行って変わるかもしれませんし、勿論、ヒトによっても感じることが違うでしょう。ダメだしっぽいのが多いのは期待の裏返しです。胸ポケットにいた、CLIE PEG-TH55とAH-K3001Vを、これひとつで置き換えたので、ポケットが軽くなって嬉しいですし、まだ、メモリカードを買ってないので、音楽、動画、Javaや数多あるアプリも試していません。これからどんどん印象も変わっていくでしょう。そんな期待も込めて、とりあえずここまで。