ソニーBMGのコピー防止機能付きCDにまた別のセキュリティ問題
ソニーBMGと電子フロンティア財団(Electronic Frontier Foundation:EFF)は米国時間6日、ソニーBMGが発売しているCDの一部でコンピュータセキュリティに関する新たな危険性が発見されことを共同で発表した。ソニーではすでにこの問題を解決しているという。
リコールされたものとは別の、コピー防止技術という名の、セキュリティホールを搭載した偽CDが見つかったそうです。ソフトウェアを搭載すれば、それがどんなものでアレ、バグフリーなんてことは、まず考えられません。そして、それゆえに、そのこと自体がリスクであるということを考えなければなりません。
本来、音楽CDは、音楽を販売するのが目的であって(最近のソニーBMGのdisclaimerには、音楽を売ったのではなく、聴く権利を付与しただけだとか書いてあるようですが)、この種のソフトウェアは、まるでその目的には必要ではないものです。そんなものに、追加のコストをかけ、そしてこのように問題が発覚するたびに、ブランドと企業の信用に傷をつけていくだけのものに、一体どういう利点があるのか、もっと真剣に、音楽流通に寄生する業者は考えたほうがいいと思います。そして、相変わらず、この会社をコントロールできないソニー本体も。
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