ATMに隠しカメラ、暗証番号読み取りが目的?
UFJ銀行は18日、複数の店舗外の現金自動預け払い機(ATM)から隠しカメラ入りの小箱が見つかったと発表した。
暗証番号だけを盗み撮っても、カードがなければ預金は引き出せないわけですが、どういう目的で盗んでいたのでしょうか? 暗証番号を盗んだ上でひったくるなどの目的か、ともいわれていますが……。何にしても、油断のならない世の中です。ATMやデビットを利用するときには盗撮にも注意しなければならないとは……。
さて、ソレはともかく、このニュース、特定の部分に関して、伝える各社によって、微妙な違いがあるのです。同じ事実を等しく伝えているなら、同じになるべきなんですが……。
一部ATMには、カメラの画像を外部へ送信する目的でか、無線装置がついたカメラが仕掛けられていたそうです。この部分には、各社次のように言及しています。
読売新聞:一部のATMでは、あわせて送信機のようなものも見つかり、無線で盗撮映像を外部に送る仕組みになっていた疑いもある。
朝日新聞:一部の店舗では受信装置も別に見つかっており、操作の様子の映像を無線で離れた場所に送れるような仕組みになっていたとみられる。
産経新聞(共同通信):受信機も見つかった。
暗証番号を入力する動作を撮影し、それを受信する受信機も発見された。
中国新聞:
画像を、外部へ送るなら、ついているべきものは「受信機」ではなく「送信機」になります。だとすれば、読売新聞以外はダメダメな記事なわけですが、もしかしたら、置いてあったのは「受信機」で、外部からの遠隔操作で動くようになっていた可能性もあります。となれば読売新聞は、憶測から事実を書き換えていることになります。朝日新聞の記事は、どっちだったとしても誤謬。ちなみに挙げていませんが日経新聞は言及なしなので、ニュースソースが曖昧だったのかもしれません。だとしたら、そのあたりを明らかにする取材をした上で言及すればいいと思うのですが、速報性が何よりも重要なのでしょうか……。
(ま、ウェブ媒体上のニュース記事なので、あくまでも速報であって、「新聞紙」になる時点では更なる取材が行なわれきちんとした記事になっているのかもしれませんが。)
今更いうまでもないことですが、ニュースは、取材した記者、伝えるヒトの主観や思い込みが思いっきり入っているものなので(人間は完全に客観的にはなれないので仕方ないですが)、よくよく、受け手が考えて受け取らなければ、簡単に情報操作されてしまう可能性もあります。このような見るからに判りやすく違う事例ならいいのですが、もっと複雑な中に、判らないように、もしかしたら意図的に紛れ込まされた、嘘も混ざっているかもしれません。こっちの意味でも、油断のならない世の中である、と感じます。
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