巨人の価値

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

日本テレビが、今季の巨人戦の生中継を中止すると発表したら、株価が2%ほどあがりました。つまり、市場は、巨人戦をマイナス要因と見ているわけです。視聴率の低迷は民放の場合には、CM枠の単価を押し下げるそうなので、当然の反応でしょう。

僕は、自他共に認める巨人ファンで、一昨年までは、野球中継はほとんど欠かさず視聴していたのですが、監督が現在の無為無策無能なヒトに変わってからは、何しろ野球がつまらないので、ほとんど見なくなってしまいました。今年は一度もまともに見てないんじゃないかな。出てくるバッター出てくるバッター、ただバットを振り回すだけ。盗塁や、エンドラン、バントなどを絡めて工夫することナシ。投手も、火達磨、大炎上してからの交代、手遅れ。

野球は筋書きのないドラマといいますが、コト、あの監督の下の巨人に関しては、次どうなるか、が大体判る(そしてそれは大体面白くない結果)というわけですから、わざわざ時間を割いてまで、見る価値なんてあるわけもないわけです。

かつては、高視聴率を稼ぎ出し、それを背景に、べらぼうな放映権料をふっかけ、高額な年俸で選手をかき集めまくった巨人ですが、そろそろ、そういう野球には終止符を打たないと、何年かあとには、「身売り」なんていうオチが待っているかもしれません。この視聴率の低迷は、単に娯楽の多様化だけによるものではなく、巨人自体の魅力がなくなっているんだということを真剣に考えて欲しいと思います。野球自体は、結構盛り上がっているじゃないですか。

とはいえ、今季でクビを切られるであろうツネオさんじゃなくて、いつのまにかちゃっかり返り咲いて、偉そうにふんぞり返っているあのツネオさんが、いい加減、身を引かないことには、それもこれも始まらないんじゃないかという気もしています。老害とはまさにこのことか。