デジカメ遍歴と行く先?

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EOS Kiss Digital Nに至るまでに、あれこれデジカメを使ってきました。ふと、どんな遍歴を辿ってここまで来たのか、振り返ってみたくなりました。初めて触れたデジカメはCASIOのQV-10。デジカメを一般に普及させた名機ですが、今思えば、10万画素、電池寿命の短さ、など今から見ると、まだまだという機械でした。尤もこれ、職場で備品として購入されたもので、自分でお金払ったわけではないですから、文句をいえる筋合いのものではありませんでしたが。

QV-10によって、始まったデジカメ市場は、その後、急速に各社が新機種を投入し、高画素化、画像処理技術の向上、低価格化、高性能レンズの採用、小型化、などがどんどん進行して、現在に至っているのはご存知の通り。

さて、職場で買ったQV-10は、もちろん私物ではありませんので、占有は出来ませんでしたが、デジカメの便利さを知ってしまったので、徐々に物欲が募っていきました。以下は、僕が自分で購入したデジカメの履歴です。
Picona (NEC) 38万画素 CF (1997年購入?)
NECの二世代目となるデジカメ。最初のデジカメはCマウントのレンズが使えるという、意欲作でしたが、でかい、高い、画素数が貧相ということであまり売れなかったのではないでしょうか。その反省からか、このPiconaは非常に小さく出来ていました。今のXactiに近い、縦型の撮影スタイルも、思えば時代を先取りしていたといえなくもありません!? 職場の売店で19,800円で投売りされていたのを買いました。38万画素は、当時としては標準的でしたが、年賀状の写真に使うのにも苦しい、せいぜいウェブサイト用の素材位にしか使えない代物でした。記録速度も遅い、EVFの追随も遅い、それでも結構、楽しんだ覚えがあります。
C-2000Z (Olympus) 200万画素 SM(1998年?)
さすがに、Piconaでは物足りなくなって、C-2020Zが出て投売りされていた、C-2000Zを買いました。光学3倍ズーム/F2.8の明るいレンズは中々魅力的でした。光学ファインダーと液晶モニターを併用でき、また割りと多彩なパラメータを操作でき、楽しいカメラでした。この当時、オリンパスは、補色系フィルターを使っており、感度はいいのですが、発色がイマイチでした。ちょっと彩度が足りないというか。もちろん画像処理が未熟だったせいもあるでしょう。200万画素は年賀状には充分でした。そのため、かなり長く使いました。
Cybershot DSC-U40 (Sony) 200万画素 MS-Duo(2003年)
気に入って使っていたC-2000Zですが、欠点を挙げるとすれば、でかいこと、がひとつあります。そのため、常時持ち歩いてビジュアルブックマーク的に使うことが出来ませんでした。その点、このU40は、非常にコンパクトで、以後、僕のページに写真が増えていくことになります。欠点は、結構AWBがいい加減ということかな。そのくせ、WBを変更するのはメニューの奥に行かないと出来ないので、レタッチでごまかすことが多いことでしょうか。現在も利用しています。
LUMIX FX5 (Panasonic) 400万画素 SD(2003年)
長く使っていたC-2000Zですが、情けないことに、ストラップを本体に着ける部分の金具が取れてしまい、落下、レンズが取れてしまいました。レンズは手ではめたら、また使えるようになったのですが、ストラップ金具は再度取り付けることは出来ませんでした。ケータイに搭載されたカメラも1M, 2M当たり前という状態になっていましたので、更新のタイミングだろうと、手ブレ補正のついたこのカメラを選びました。さすがにヴィーナスエンジンも二世代目となっていて、ヴィヴィッドすぎるといわれた発色も落ち着いたものになっていて、なかなかいいカメラに仕上がっています。現在も主に奥さんが使っています。
EOS Kiss Digital N (Canon) 800万画素 CF(2005年)
念願のSLR DCです。今のところ、当たり前ですが、不満はありません。
番外1: Treva (Kyocera) 11万画素 (2003年)
DDIP(当時)のH"に組み合わせて使う目的で購入。

番外2: Cybershot DSC-U40 (Sony) 200万画素 MS-Duo (2004年)
最初に買ったU40を落として液晶を割ってしまったので、泣く泣く購入。でもそれだけ僕の中での必要性が高いデバイスになっているということです。
番外3: CLIE TH-55 (Sony) 38万画素 MS (2004年)
CLIEにもカメラが標準装備になりました。写真にその場でメモをつけられるのが魅力です。
番外4: AH-K3001V (Kyocera) 11万画素 (2004年)
H"もカメラが標準に。撮った写真を、簡単にネットワーク上に移動できるのはAirH"ならではの魅力ですが、11万画素。画像は粗い、感度は悪い、偽色、ノイズは当たり前、と、まぁ、そんなもんだろうというデキです。

この間、銀塩はEOS Kissとミノルタのコンパクトの二台体制で来ていて、C-2000Zを使っていた頃までは、結構沢山フィルムも使っていたのですが、FX5を買ったあたりから、まず、奥さんが、ミノルタのコンパクトを使わなくなり、そして、EOS Kissも、運動会などのズームが必要なケースくらいでしか使われなくなりました。

写真の品質としては、依然として銀塩に及ばない部分があるものの、手軽さでははるかに勝り、さらに、劣るとはいっても、素人目にはそう大きく違わなくなってきている昨今のデジカメの性能を考えると、自然な流れなのかとも思います。特に、EOSは、レンズも含めてEOS Kiss Digital Nへ継承できることもあって、我が家では、銀塩写真の終焉を迎えたといっても過言ではないかもしれません。ただ、既存の写真をディジタル化するとか、そこまでアグレッシブなことは考えていませんが。というのも、ディジタルデータの便利さは、同時に、消失の危険性と背中合わせにあるからです。

思い出の写真がHDDが壊れた、消えた。バックアップしていたDVDメディアがいい加減な品質で、あとで読み出せなくなってしまった……なんてことになってからでは取り返しがつかないからです。現在は、国産DVD-RAMメディアと、NASへのバックアップを取りながら、PCでデータ管理をしていますが、このあたりに決め手がない限り、なかなかそこまで思い切れないという実態があるからです。皆さんはバックアップはどうされていますか?