館山へ行こう

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

四日が、ちひろの土曜参観の振り替えで休みになるので、あわせて休暇をとって、館山へと行くことになりました。館山の国民休暇村に宿をとって、海ほたるまわりで、たらたらとやってきました。

途中、東京ドイツ村、という、千葉の、それも相当東京との境から離れたところにある施設によって来ました。タダ券があったからです。元ゴルフ場だったと思しき場所に、それは広がっていました。

九時半から開園……の10分程前につくと、既に10台ほどの車が入場待ちをしていました。お、意外と人気のスポットなのか……などと思っていると、開門。園内は、一方通行の周遊道路があり、その脇が全て駐車スペースとなっているという、車で回れ、方式の構造になっています。それほど広いのか……というと、個人的な感覚では、歩いて回れる程度の大きさ、で、最初に目に付いた、遊具の沢山ある広場の脇に車を止め、あとは、ぐるぐると歩き回ることにしました。子どもたちは、ひとしきり遊具で遊ぶと、観覧車に乗りたいというので、そちらへ。観覧車からは、房総を一望できるようですが、生憎の曇天で、殆ど見晴らしは利きませんでした。その後、芝滑りをひとしきりやり、トランポリンをやりにいくと、四歳未満はダメとの事で、急遽隣の、バズーカにチャレンジ。ちひろがひとつ的に命中させました。その後、ふれあい動物園で、動物をなでたり餌をやったりして、スワンに乗って、ほぼ終了。パンと飲み物を買って芝生の上で食べながら、思ったことは、「ここのどこがドイツ村なんだろう」ということ。芝生は気持ちよく、まぁ、横浜界隈で言えば子どもの国風の施設で、そう思えばいいのですが、「ドイツ村」と名乗るそのいわれは何だろうと考えてしまうわけです。看板はほぼ全部、日本語か英語で、ドイツ語のものはほぼゼロ、置いてあるもの、建物も、ドイツ……という感じはあまりなし。そう、ニセモノにすらなることが出来ていないというのが率直な感想で、テーマパークの「テーマ」にあたる部分を、大胆にも捨て去っているという印象でした。近くだったらまたいってもいいかなとも思いますが、遠来の客を集める力はないですね。看板に偽りありですし。

天気が怪しくなってきたので、子どもたちを車に押し込んで、早めに宿へと向かいます。館山道を突っ走ってもいいのですが、折角だからドライブを楽しもうと、国道をたらたらと南下します。途中、びわの直売所や、びわ狩りの、残骸を見ることが出来ました。びわ狩りのシーズンは六月。ちょうど終わったばかりなので残骸がそこここに残ったままになっているのです。ちょっと寂しい。

そうこうしているうちに、あっというまに館山に。途中渋滞もありませんでしたし。宿にチェックインして、一休みした後、せきたてる子どもたちと海岸へ出ます。裏はすぐに海岸になっています。子どもたちは靴を脱いで水遊びを始めました。ちょっと肌寒いのですが、まあ、いいでしょう。……なんていっていたら、雨が降ってきてあっさり終了。仕方ないねと、風呂、これは、温泉を掘ったそうで、以前来たときはそうではなかったのですが、天然の温泉を楽しめました。いや、最近はどこの宿泊施設も温泉は、半ばデフォルト状態ですが。夕食後は、海ほたるの発光鑑賞会があるというので、それを見ました。電気ショックで光らせるんですよ、やや残酷?
海ほたるはそれ自体が光るのではなく、何かショックがあると発光する物質を吐き出し、それが光るそうなので、そうするしかないわけですが。みのりは、暗くなると、「かえるぅ」とか言い出しましたが、海ほたるの青い幻想的な光には魅せられるものがあったようで、「ひかってたねー」なんて喜んでいました。

その後、奥さんと子どもたちは卓球に行き、珍しく体調が劇悪になってしまった僕は、部屋でマッサージを受けました。頭痛から来る肩こりやその他の痛みは軽減されましたが、頭痛が激痛に変わってきてしまいました。頭痛はどうも風邪から来るようで、とりあえず、奥さんが持ってきていた葛根湯を飲んで早々にみのりと二人で寝てしまいました。奥さんはちひろと風呂へ行ったようでしたが。