有害図書となるゲーム

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☆残虐なゲームソフトの有害図書類指定を諮問へ/神奈川県☆

 県は二十五日、県青少年保護育成条例に基づいて、殺人や暴力などの残虐シーンを多く含むゲームソフト一本の「有害図書類」指定について県児童福祉審議会(委員長・村上健司県議)に諮問する方針を示した。同日の定例会見で、松沢成文知事が明らかにした。三十日に開かれる同審議会社会環境部会で審議し、指定を認める答申が得られれば、有害指定する。都道府県条例に基づく残虐なゲームソフトの有害図書類指定は実現すれば全国初となる。

ゲームソフトが書籍と同じくらい、いや、それ以上に一般化してきたということでもあるのでしょうけれど、有害図書として指定することが諮問されるそうです。業界の自主規制では対応が不足だということでもあるのでしょう。次世代コンソールではさらに映像のリアリティが増すので、益々、このような規制対象となるようなゲームが増えるかもしれません。

公権力による、こうした規制の是非というのは、もちろんあるのですが、それよりも気になるのは、年齢的には青少年でなくなって、有害であっても購買できる層には、この種のソフトが与える影響はないのか、とか、そもそも、本当にゲームによってそういった行動が誘発されるのかなどということが、ちゃんと検証されているのかどうかということです。本当に誘発されるなら、そもそも、夢見がちな大人になりきれてない、年齢がいっちゃっている方々こそ危ないような気もするんですが、そのあたりって、どうなんでしょう。疑わしきものは排除するというのも、危機管理の手法としては、ありなんでしょうけれど……。