ウィルスメールも結構来るもので

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スパムメールのうざいコトといったらこの上ないのですが、実は結構ウィルスメールも来ていることに最近気づきました。ウィルスメールは、多くの人の場合メールをPOP3で持ってきているのでしょうから、POPアクセスするときに、何らかのウィルス対策ソフトで削除されることになっていると思います。ところが、僕のように、IMAP4で管理していると、この種のウィルス対策ソフトのチェック対象外になってしまうのです。

そこで、IMAPサーバ上でウィルスチェックを行なう必要があるわけです。自宅サーバのアカウントに直接届くメールの場合は、SMTPでメールが渡ってきた時点でウィルス(とスパム)のチェックをして、ウィルスは隔離場所へと送られ(スパムは、リジェクトされます)基本的に目にすることないのですが、外部のアカウントのメールの場合は、fetchmailでメールを集めてきて、procmailを通してメールの振り分けを行なっている関係で、SMTPDに組み込まれているウィルスチェックは機能しません

そこで、.procmailrcにウィルスチェックをするように設定し、ウィルスであったなら隔離場所に落ちるようにしました。

VIRUS=${MAILDIR}/.Virus/

:0HB
*! ? /usr/bin/clamscan --quiet -
$VIRUS
...
この例では、clamscan(ClamAV)を使って、ウィルスチェックをし、チェックに引っかかったものは$VIRUS(~/Maildir/.Virus/)に落とされるようにしてあります。他のどのチェックよりも先んじて行なわれる必要があるので、ルールの先頭に追加しましょう。

ClamAVはオープンソースのウィルスチェッカーで、Linuxや*BSDで利用できます。フィッシング詐欺のメールなどもチェックして除去してくれるのがちょっと嬉しいです。