愛知万博弁当の持ち込み、一転解禁へ 黄金週間までに
2005年03月31日08時54分
愛知万博(愛・地球博)に弁当が持ち込めないため、来場者から不満が出ている問題で、万博協会は4月中にも持ち込みを解禁する方針を固めた。協会幹部が30日明らかにした。
協会幹部は「協会として近く国に(持ち込み解禁問題を)打診するが、来場者の食中毒対策をきちんとしなければならない。ただ、黄金週間前までには実現するだろう」と見通しを語った。解禁となるのは弁当の持ち込みのみで、テロ対策として禁じているペットボトルや缶、びん入りの飲み物の持ち込みは今後も認めない方針。
弁当持込の表向きの理由はあくまで食中毒対策だということらしいですね。どう考えても、内部であこぎな値段設定で食事を提供している業者と癒着してやっているとしか思えない話ですが。
持参の弁当で食中毒の恐れがあるというのなら、文部科学省は、学校の運動会に弁当を持参するのを禁止しなくちゃいけませんね。すべての学校・幼稚園で給食を義務付けるべき。尤も、給食が原因の食中毒が話題になっても、弁当で食中毒起こしたなんて、そんな話聞いたこともないですけれど。(もちろん、弁当では集団食中毒にはならないから、ニュースなどにはならないだけで事例がないわけではないでしょうけれど。)
大体、もし仮に持参の弁当で食中毒を起こしたとしても、それは自己責任の範疇でしょう、お役人の大好きな。本当に持参の弁当が食中毒の原因なら、食中毒の発生は非常に限られたグループにだけとなるので、会場で提供している食事が問題となることもないわけだし、禁止する合理的な理由はどう考えたって食中毒にはないわけですよ。
環境問題への取組みをうたいながら環境を破壊して会場を設営し、食中毒対策を名目にあこぎな商売をする。商業主義丸出しのこの万博に、モリゾウもキッコロも泣いているに違いない!!
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