定量的な感じ

原子スイッチというものの開発に成功したんだそうです。現在のトランジスタの1/10以下に小型化できるこの素子を使うと、小型で高性能なデバイスが開発できるというわけです。小さくなることで消費電力も減らせるのだそうです。

 コンピューターは、「オン」「オフ」のスイッチを組み合わせた集合体で、スイッチの品質が性能を支配する。原子スイッチを使えば、従来の半導体を使った場合の10分の1以下に小型化でき、消費電力も100万分の1にできる。また、同じ面積で従来の5—10倍の量の情報が記憶ができるという。
(超小型化・省電力化が可能な「原子スイッチ」開発)

ところで、一般に平面上に配置される、この種のデバイスの集積度だの、或いはメモリの記憶容量だのというのは、一般に、で効いてきます。だから、情報量が5~10倍というのはいささかインチキくさい数字に見えてしまいます。発明の凄さとは全然関係のない話ですが(^^;;

半導体メモリの記憶容量が常に、世代ごとに4倍になるのは、そういった事情があるからなのです。