Pixel Buds Proのアンビエントモード

Pixel Buds Proは強力なANCを備えているが、ANCをOFFにした場合の動作が二種類ある。

単純にANCがOFFになって、音楽などが再生されている状態。これは普通のカナル型のANCのないイヤホンと同じ動作になる。

もう一つがアンビエントモード。ツールでは「透過」と書かれているモードで、マイクで拾った外部音を、よろしい感じで合成してイヤホンから流してくれるモードだ。

カナル型のイヤホンは耳栓と同じなので、そもそも、ANCがなかったとしても外部音の聞こえ方はよろしくない。よろしくはないが、聞こえないでもないので、音楽などへの没入感がない。だからANCがあるわけだが、OFFにしていても、だからといって、外部音が十分に聞こえているというわけでもない。

これは歩いているときなどは危険でもあるし、話しかけられたりしても、会話を成立させるのが難しい。結果、音楽再生をとめたりする必要が出てくるのだが、アンビエントモードにしておけば、音楽を流しっぱなしにしていても、十分に会話をしたり、車の接近などを察知したりすることができる。

別に、Buds Pro独自の機能というわけではなく、同様の機能は、ソニーのあれとか、アップルのそれとかにもあるのだけれど、とても便利なものだと知ったということです。