WiMAX+5GはWiMAXなのか?

さて、数日間 Galaxy 5G Mobile Wi-Fiと過ごしてみたのですが、速度が非常に不安定です。速いときは、70Mbps近くまで行くし、そうかと思うと突如「インターネット接続なし」を食らったりします。ピクトさんは電波ありって表示していても、ですからたまったものじゃありません。

WiMAX2+用のW06(ファーウェイ)では、WiMAX2とau 4G LTEをキャリアアグリゲーションして、最大で1.2Gbpsもの速度をたたき出すことになっていました。

Galaxyだって、当然、WiMAX2とau 4G LTEをCAして、いい感じに動いてくれるだろうと思ったのですが、ここ数日、一度として、Band 41(WiMAX2)をつかみません。サービスモードでじっと見ていたので間違いありません。何なら、エリアプラスにしてもBand 1/3しかつかみません。

おかしくない?故障してない?

と、思って、WiressGateの窓口に電話して聞きました。おかしくないですか?って。

そしたら、回答は「Band 1/3とBand 41をキャリアアグリゲーションすることはない。その時電波の強い方を使う」だそうです。

つまり、エリアプラスも含めて、4本のラインがあって、その時一番強い電波を使うのが Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの仕様なのだそうです。

  • Band 41 (WiMAX2)
  • Band 1/3 (au 4G LTE/スタンダードモード)
  • Band 18/26 (au 4G LTE/エリアプラス)
  • Band n78 (au 5G Sub6/スタンダード)

キャリアアグリゲーションが行われるのは、Band 1と3(と18/26?)だけで、あとはそれぞれ排他利用らしいです。なんだそりゃ。最大帯域2.2Gbpsはn78をつかんだ時、ということらしいです。

なので、うちのあたりで使う分には、これはもはやWiMAX2ではなく、ただのau 4G LTEです。そして、帯域の不安定さは、そのままauのやる気の感じられない設備投資の賜物でしょう。

もし、あなたが、WiMAX2+に満足しているのであれば、Band 41の帯域転用が始まる2022年秋まで粘って使い続けた方が幸せかもしれません。もし、お住いのエリアが、n78のエリア内であれば、あるいは契約変更してもいいかもしれませんが。

Galaxy 5G Mobile Wi-FiはW06とは違うということは間違いないことのようなので、契約の変更は慎重に。それでも、2022年秋には、転用が始まるので、そうなってしまえば、契約変更というか機種変更を余儀なくされるでしょうけれども。

ただ、5G契約は、エリアプラスの容量超過による、スタンダードモードの巻き込み事故がなくなることと、容量が15GBに倍以上拡大されるという利点もありますが。

ところで、実験中、何度か、エリアプラスに切り替えたのですが、その際もBand 1/3のままだったことがほとんどなのですが、この状態であっても、通信料はエリアプラスとしてカウントされるのでしょうか?

端末上の表示はエリアプラスにカウントされていましたが、システム上はどうなんでしょうかね? Band 1/3/41/n78なのにエリアプラス扱いだとしたらちょっと解せないのですが......。