テンキー

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PC-8001/8801シリーズのキーボードはどういうわけか、カーソルキーの配置が微妙だったり、二つを一つにマッピングしてたりしている関係で、ゲームにはテンキーを使うのが、半ば作法の様になっておりました。

多くは、2,4,6,8を下、左、右、上にそれぞれマッピングしていますが、PC-8001向けのゲームでは1,2,3,5に左、下、右、上をマッピングしているものが少なからずあります。

当時は、あまり深く考えていませんでしたが、1,2,3,5は、プログラム的には非常に合理的だったと、今更ながらに気づきました。

PC-8001の場合は、キーの読み取りを、I/Oポートから直読みすることが多いのですが、一つのポートに、8つのキーが割り当てられているのです。ポート0には0-7の数字キーが割り当てられており、1,2,3,5なら、このポート一発読んでおけば、一気に処理ができるのです。2,4,6,8にしようとすると、2,4,6でなかったときに、改めてポート1を読んで、8キーの押下を確認することになるので、ちょっとだけコストがかかるんですね。まあ、今時ならそんなこと気にしないでしょうけれど、往時の涙ぐましい努力を垣間見る気分です。