3Dプリンター

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今更ではありますが、3Dプリンターを買いました。IchigoJamやOrangePico、Z80-MBC2といったSBCを組み立てていると、半田面がむき出しなのが気になります。

引っかけて怪我をするのもそうですが、端子をショートさせて壊してしまうかもしれません。以前ならば、アクリル板を切って、ねじ穴を開けて......なんてことをしていましたが、3Dプリンターで作ってしまうのがとても便利そうです。

実際、IchigoJamやIchigoDakeには、STLファイルが公開されているので、これを拾ってきて印刷するだけでもいいのです。

生憎、Z80-MBC2は、こういったものは提供されていないようなので、自分で作成しましたが。作成してみて分かったことは、100mmx100mmクラスの板を作ろうと思ったら、そりゃあ時間がかかるっていうこと!全高、僅か、7mm程なのに、2.5時間コースですよ。多分、多くの人はアクリル板かなにかで済ましているんじゃないですかね?それか、高速なプリンターが使えるサービスを利用しているか、或いは、高速なプリンターをお買い上げになっているか(!)

わたしのような庶民の手が届くプリンターでは、そんな性能はないので、大人しくじっと待ちます。まあ、放置しておけばいいんですけれどね。

さて、購入したKINGROON KP-3は、半完成品の形でやって来ます。まあ、やることは、ヘッドの乗った支柱を土台に組み付けるだけなんですが、これが結構大変でした。T字ナットをレールにそってはめて六角ネジで締め付けるのですが、四つのT字なっとをレールに入れるのに一苦労。そして、それが縦位置に回ってしまわないようにネジをしめるのに、また一苦労30分くらい格闘しましたかね。

T字ナットをしめたら、裏側から、ナット付きネジ二本で固定して、最後に、ケーブルを接続したら完成です。まあ、ネジを締めるスキルと根気とがあれば組み立てられると思います。

何しろ、アマゾン最安ですから、その辺は妥協しましょう。組み立てたら電源につなぎます。電源ユニットは、なんというかむき出しで、安いんだから文句言うなというオーラが出まくっています。フロントパネルはタッチパネルになっていて一応日本語化されています。

電源を投入したら、レベリングをします。要するに作業台を水平にするっていう作業なんですが、0.1mm程度の紙を挟んで、作業台の四隅と中央でヘッドとの隙間を調整します。四隅に黄色い歯車がついているので、これを回して、作業台を上げ下げします。紙は、A4の紙を使えと書いてありましたが、A4である必然性は不明です。中国語でもA4と書いてありましたが、英語には特に書いてなかったので、サイズは気にしないでいいでしょう。いい感じに調整できたら、いよいよ試運転です。

ガイドに沿ってフィラメントを押し込んでいき、予熱を行ったら、フィラメントをタッチパネルで送り込んでいきます。このとき、フィラメントがきちんと挿入できてないと、ガガガガと変な音がしたり、或いはまったく吸い込まれなかったりしますので、きちんと吸い込まれていくように頑張って押し込みます。

押し込み続けると、そのうち、ヘッドから、たらーんと溶けた材料が流れ出てきますので、そしたら、準備完了です。

あとは、適当なSTLファイルを、付属のソフト(付属のmicroSDに入っている)で読み込んで、プリンタ用の形式に変換します。このとき、サポートの有無や形状なんかを決めるので,そのあたりも指定します。デフォルトではなしになっているので、出っぱりや宙に浮いた部品があるようなデザインの場合は要注意です。

付属のフィラメントはあんまり沢山ないので、巨大なものをやらないで、小さめのものがいいでしょう。私は、IchigoDake用のアンダーカバーにしました。サイトではABSで作ったとありましたが、付属のフィラメントはPLAなので、PLAで行きます。まあ、固いのと、耐久性にやや難があるのを除けば別に問題ないでしょう。

PCにUSBケーブルでつないで印刷する方法と、microSDカード(TFカードといっているけれど)にデータを入れて、タッチパネルで指定して印刷する方法の二通りのやり方がありますが、USB接続は不安定なのでmicroSDカードを推奨するとあります。大人しく、microSDカードにコピーする方法で行きます。特に問題はありませんでした。

安価に入手したものでこれだけのものが出来れば十分ではないかと思います。

なお、本体の制御はArduinoっぽいです。Arduinoのドライバインストールしてきましたので。この辺も安価な理由でしょうね。別に問題はありませんが。