サーバのOSを64bit化しました。発端は、この夏のことです。サーバが死にました。例によって電源回りがお亡くなりになったのです。流石に、初代ATOMのデュアルコアのマザーは旧式化してましたから、入れ替えるのは問題ありません。
折角ですから、メモリも沢山積もう、と16GBも積んだんです。だけど、うちのサーバ。1999年頃から脈々とアップデートし続けてきたので、32bitだわ、あれこれ柵もあるわで、これ簡単に64bitに出来るとも思えなかったんです。
実際、既存の環境に64bitのカーネルやlibcを無理矢理突っ込んで、後は、64bitのレポジトリつないで、aptで一気にアップグレードしてしまえばいいだろう、的なサイトもあったんですが、なんか、結局動かなくなってあかーん、ってことになりそうだったので、やるなら、新から作り直して、と、先週末にようやく重い腰を上げて、入れ替え作業を行いました。
所々、もしかしたら、何かがぬけているのかもしれませんが、とりあえずは復旧したのではないかと思います。32bitで何が問題かということが、ぴんと来ない方へ、要するに32bitOSでは2GBまでしかメモリが認識されないんです。だから14GB死蔵なんです。もったいないんです。
32bit時代:
合計 使用済 空き領域 共有領域 バッファ キャッシュ メモリ: 1537712 1486436 51276 0 12028 254048 -/+ バッファ/キャッシュ: 1220360 317352 スワップ: 2040248 49624 1990624
64bit時代:
合計 使用済 空き領域 共有領域 バッファ キャッシュ メモリ: 15910164 15389824 520340 0 681304 12045232 -/+ バッファ/キャッシュ: 2663288 13246876 スワップ: 18022396 36 18022360
......と、このくらい違うのです。
ごらんの通り、実メモリ量が全く違うわけで、サーバの動作もすっかり快適になりました。
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