夏の自由研究

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はい、今年も、自分で考えない男の自由研究の季節がやって来ました。

何をやるのか、考えろと放置していたら、僕が買っておいた、大人の科学マガジンの蒸気エンジンを使って、実験をすると言い出しました。

まあ、そういうことを言い出してもいいように、この雑誌を買って、目につくところに放置しておいたのですから、まんまと誘導に乗ったと言うこともいえなくもないのですが。

で、どうやって実験するのさ?といったら、最初は、プロペラをつなげて、風力を紙テープのたなびく具合で測定するとかいっていたわけです。これをバンク角を変えながら行ってみる、と。

一応自分で考えたことなので、意味の有無などは問わずに、じゃあやって見ろと行ったところ、レゴでプロペラを作り始めるじゃないですか orz

いや、レゴでプロペラ作っても風起きないからね?プロペラからどうして風が起きるのかをわかっていなかったというすさまじいオチが。

仕方がないので、近所のスーパーのおもちゃ売り場へ行って、プロペラのついた模型飛行機を買ってこいと、送り出したら、なんと、プロペラは確かについているのですが、風力発電キットを買って来やがりました。しめて1,080円也。

で、プロペラを一所懸命エンジンにつけようとしちるので、いやいや待て待て、と。これなら、エンジンで発電機を回して、出てくる電気を測定した方がいいでしょう?

と、いうことで、結局手出しをすることに。まず、ウィンドフリッカーに穴を開けて、電線を引き出します。出力は交流なので(だからフリッカー。LEDがちかちか点滅するのです)電子ブロックの電圧計にそのまま流し込むと針がぐらぐらして全く測定できません。交流テスターを使ってもいいんでしょうけれど、このむき出し感がたまらないじゃないですか。

ということで、ブレットボード上にダイオードブリッジを組んで、この出力を電子ブロックに渡すことにします。で、できあがったのが最初の写真のシステム。

起電力に違いが出るのかどうか半信半疑だったのですが、バンク角72度、90度、120度、そして180度で実験すると、72度と180度では1Vまで、で90度と120度は1.5Vになり、なかでも120度が最も安定的に1.5Vを出力したと言うことでした。なるほど、この蒸気エンジンのベストなバンク角は、個体差かも知れませんが120度らしいです。面白い。

今、隣でレポート書いていますが、はてさて、どんなレポートに仕上がりますやら。考察にどんなこと書くのかが興味深い。