
Vista Questが、VQ1015 R3を企画中ということで、色々と動いているようで、懐かしくなって、燃費の悪いトイデジカメ、VQ1015 Entryを引っ張り出してきたら、楽しくなって、あちこちうろうろしてしまいました。
写りは、もう、これぞ、トイデジカメ、といわんばかりの、強烈な四隅のケラレと淡い発色。どこを向いているのか、さっぱり見当も付かないおおざっぱすぎるファインダー……。
そして、新品を入れても、うっかりしていると数分で電池目盛りが落っこちる、恐ろしいまでの燃費の悪さ……面白すぎます!
フレーミングがざっくりとしか出来ないので、近くの被写体よりは風景の方が失敗は少ない感じです。が、あえて、近いところを撮ってみました。
ざっくりと狙ったのですが、この日は全体的に調子よく、ファインダーで見た感じに撮ることが出来ました。
相当に失敗を繰り返して、ようやく、この個体のフレームの癖みたいなのをつかんだ気がします。また直ぐに手放しそうですけれども。
思ったほど四隅のケラレがないのは、たまたま、なんだと思います。発色のレトロっぽい感じは流石です。
青空に月がかかっていたので撮ってみました。一応は、月が中央に来るような日の丸構図で狙ったのですが、掴んだといってもこの程度のフレーミングの精度です。
流石に、青空のようなものを撮れば、見事なまでに四隅がケラレます。
思ったよりも、ずっとしっかりと月が撮れていてびっくりです。発色が結構黄色っぽくなっていて、青空の白い月というよりも、夕暮れの気の早い月みたいになってしまっていますけれども。
うろうろしている内に、相当写真も撮ったのですが、お見せできるようなものになっていないものも多数で、このくらいバシバシと撮って、中にはそれっぽい写真が混ざっている、という感じになるのがこのカメラの特徴の一つかも知れません。
そんなわけで、青空に月を撮ったと思ったら、次に出てくるのが、もう夕景の写真なのが何ともいえません。
どんだけうろうろして、どんだけミスショット連発してきたんだよ、と、自分で突っ込みを入れたくなります。
夕景は、このカメラの得意とするところじゃないかと思います。普通に撮るより、より、ノスタルジックな感じがします。あえて電線をたくさん入れてみました。普段は邪魔な電線も、こうしてみると、風景の一部として、しっかり心象風景に根付いている様な気がします。
最後は、夕暮れの富士山。やっぱり富士山です。このショットは、ほぼ完璧に狙い通りにフレーミング出来ています。
同じ景色を、Androidケータイ、SBM-003SHでも撮ってみたのですが、富士山は背景に溶けてしまって、これほどしっかりと写ってはいませんでした。
まさか、VQ1015 Entryの方がしっかり富士山を拾っていようとは。夕暮れの空のグラデーションもいい感じです。
これで、燃費が良ければ、もっと頻繁に持ち出すんですけれどね。この日も、取り終わる頃には、新品の電池が相当に怪しい感じにまでなっていましたから。R3は、是非電池の持ちを改良していただけると嬉しいです。あとフレーミングももう少ししやすいといいなあ(^^;;
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