充電ケーブルを作る

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我が家には、防災グッズとして、手回し式のダイナモを内蔵した、LED懐中電灯兼ラジオがあります。こいつは、さらに、ケータイの充電機能もあって、ウィルコム以外の各ケータイ用の充電コネクタが同梱されていました。

が、我が家は、長らくウィルコムを使っていたので、用のないコネクタは、いつの間にかどこかへとしまわれたか、捨てられたかしてしまって行方不明。

折角の充電機能は利用できない状態となっていました。勿体ない、今回の災害で痛感したのは、ケータイの便利さ、重要さ。万一の時に充電できる術はなるべく多く確保して置くに越したことはないのです。

ということで、一念発起して、電気を取り出して充電するためのコネクタを自作することにしました。

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何のことはない、φ1.4のDCプラグに、ダイソーで買ってきた、USB延長ケーブルのUSBソケット側をばっさりと切ったモノを半田付して、熱収縮チューブで覆っただけの簡単工作なんですけれどね。

一番時間がかかったのが、結線の確認で、テスターでちまちまちまちま、ちゃんと5Vが、正しい極性で出力されているかどうかを確認。

半田付そのものは、半田ごてが温まるのを待っている時間の方が長かったくらいで、ちょいちょいです。

できあがったのが右の写真の物体。ケーブルの剛性が、四芯シールドのUSB側と、二芯のDCプラグ側とで偉く違うのでいささか妙な感じですが気にしない。

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早速つないでちゃんと充電できるかどうか実験です。とりあえず、手近にあったPSPに接続して、ダイナモをせっせと回します。

と、来ましたよ。充電中を示すLEDが点灯。回している間はがっつり充電されていました。ただし、手を止めるとそこで充電おしまいですが。

しめしめ。これで、万一の時でも充電用電源を確保できた。そう思ったのですが、やや甘かったようです。

どうやら、電圧の揺れが大きいのか、電流値が足りないのか、その辺は判らないのですが、肝心のケータイに接続すると全く充電動作を行ないませんでした。僕のガラパゴスも、みのりのディズニー携帯もどちらもダメでした。

平滑化が足りないのだったら、+と-の間に平滑用のコンデンサを挟んでやれば改善しそうですが、電流不足だったらいかんともしがたい状態。さて原因はどっちだ?

なお、他に試した範囲では、BTヘッドセットは充電しましたが、WM3300Rと、Windows Mobile端末と化している、Willcom03とは充電が行なわれませんでした。うーむ。残念だ。