朝起きると、前の夜は「運行する」といっていたJR東日本の、都内を除いたエリアがほとんど全て運休となっているじゃないですか? JR東は自前の電力を持っているので、減便でも運行は確保できるようなことをいっていたのに……どこかから圧力がかかったか?
それはともかく、ソレでは、出勤できない……普段なら速攻で自宅から在宅での業務に切り替えるのですが、あろうことか、東電の輪番停電が予告されている状態ではそれは選択肢に入れられません。停電してしまったら、仕事ができなくなってしまうからです。
じゃあどうする? 36kmほどの道のりを自転車で二時間かけて行くか? なんてことも考えましたが、調べてみれば、東横線が動いている。ならば、横浜までのパスを見つければいい。バスという手もあるが、時間がかかりすぎる。と、ブルーラインは運行している。
これで、出勤可能なめどが立ちました。というわけで、出発。地下鉄はまず、戸塚駅で既に殺人的なまでの混雑。でも乗ってしまえばこっちのものです。上大岡で京急へと乗り換える人たちが降りたので少しすきました。そうか、京急で品川へ出て、そこから山手線という手もあったかφ(。。)
横浜では、ホームから改札、改札から、階段を通って南口の、東横線への降り口へと進みたいのですが、人が多すぎて、思うようにならず。流れに身を任せて進む。
東横線は、ブルーラインに比べればマシとはいえ、満員でした。間引いた上で各駅のみの運転でした。乗るなり、車掌から車内放送で「ここが頑張りどころです。皆さんで力を合わせて頑張りましょう!」と励まされました。やるね > 車掌さん
日吉で、目黒線が六分間隔で運行していると案内。そうか、日吉、武蔵小杉、自由が丘あたりから目黒へと行く手もあるね。目黒からなら歩けるし。
と、進んで行くうちにどんどんと乗車率は上がって、ついには、自由が丘、学芸大学のあたりでは、ほとんど人が乗ってこられないような状態。それでもホームに整然と整列して乗れなかった電車を見送る人たちに、改めて、何度目かの、この地震で感じる日本人のよいところを見ました。
電車が中目黒に着くまでは、渋谷まで乗って、山手だと思っていたのですが、目の前に日比谷線、北千住行が止まっていたので、気付くとそっちに乗り換えていました。結果的に、渋谷のホームは人が溢れんばかりで危なかったようなので、正解だったといえるでしょう。
さて、帰宅。同じルートをさかのぼればいいのですが、中目黒で横浜方面の東横線に乗れる保証はないので、山手線で渋谷へ移動。始発の電車を狙います。が、ここでも東電の輪番停電の影響で、と、電車が全て武蔵小杉止まり。
考えていても仕方がないので、武蔵小杉まで移動する。武蔵小杉から横浜駅まで14kmを歩くか? と、Google Mapsで経路も検索して、万全の体制を取ったところで、武蔵小杉の駅員に、復旧予定をたずねる。すると「40分ほどで」とのこと。
歩くと、2:50というルートでしたから、40分待って電車に乗って帰った方がずっと早いです。徒歩却下、40分待ちウェルカムです!
やって来た電車で横浜まで。元住吉でラッキーなことに座れたので、横浜までは快適でしたよ。予定では、ブルーラインは、輪番停電の関係で、伊勢佐木長者町~あざみ野が運休している時間のはず。バスでかえるのがベストか? と、一応地下鉄を覗くと、ブルーライン運行中の掲示。駅員も「運行しています」という。早速、湘南台行に乗ったのです。
弘明寺で座ることもできて、もう、戸塚まで遮るものはなくなったと思ってまったりしていると、上永谷で、停車したあと発車する気配がない。すると「東電の計画停電のために、変電所の切り替えが必要になった。」といわれて、これが終わるまで待たされる。20~30分くらい待たされただろうか? 復旧したとのことで、あとは戸塚まですいすい。
湘南新宿ライン一本で通えるありがたさというものが骨身にしみた一日でした。さて、明日はどういう運行状況になるのか? JRは水力発電所の発電容量か何かを増加させる認可を得たらしいので、東海道線だけでもなんとか動かしてもらえると助かるんだけれど-。通勤経路的にも、経済的にも。
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