カセットテープ音源を、PCに取り込むためのUSBデバイスです。週アスで紹介されていたのを見て買いました。若干ではありますが、テープでしか残っていない音源とかあったりするので。
見てくれは、その辺で、1000円くらいで売られていそうなゴツイ、ポータブルカセットプレイヤーで、実際、電池を入れればそのように使うことも出来るというシロモノです。まあ、テープ音源をこんなゴツいデバイスに突っ込んでわざわざ持ち歩いて聞いたりする酔狂な人がいるとは思えませんが。だって、これでPCに取り込んでしまえば、iPodでもなんでも、もっと小さくて利便性の高いデバイスに転送できるわけですから。
とりあえず、手始めに(?)、放課後ティータイムⅡ初回版に付属のカセットテープを取り込んでみました。
最初、AthlonⅡX4/Windows7 Ultimate 64bitのPCで取り込んだら、何だか音が飛び飛びで悲惨な状態に。ケーブル代えたりポート代えたりしてみましたが症状が変わらなかったのでもしかしたら64bit Winとは相性が悪いのかも。
気を取り直して、非力ではあるが32bitのWin7 Pro搭載の VAIOでトライしたらさくっと取り込み完了しました。とはいえ、等速での取り込みしか出来ないので、テープの長さの分時間がかかるわけですが。
付属の取り込みソフトを立ち上げると、デバイスの種類(TAPE EXPRESSを選ぶ)、テープの種類(ノーマル/クローム)を選んだら、RECボタンを押して、TAPE EXPRESS側の PLAYボタンを、手で押し込みます。素晴らしい。日本メーカが作ったら、ここ、ソフト側でRECボタン押したら勝手にスタートするよね、きっと。便利だけどある意味オーバスペック。値段をムダに押し上げて競争力がなくなる。このくらいの作業を人間に要求しても、人間はそれに応えるくらいのスペックを持っているのにね(笑)。
勝手に、空白でトラックを切り分けながら(OFFにも出来る)、録音が終わると、アルバム名、アーティスト名、それと各トラックのタイトルを入力する画面になります。まあ、普通の音楽テープなら、この時点で、トラックと曲が一致しているでしょうから、いいのですが、13曲のはずの、この音源は21トラックに分割されたので、トラック名はとりあえずあとで解決することにして、アルバム名とアーティスト名だけ設定して、進めると、iTunesへの転送が始まります。
この転送先が iTunes固定っぽいのですが、まあ、それだけ、iPod/iPhoneが音楽プレイヤのスタンダードの地位を確保しているということでしょう。どうせ、ボクも iPod nanoに転送するつもりだったので、逆らいません。
あとは、iTunes側で、トラック名の処理をして、完了。何故かトラック番号が64から始まっていたので、それも1からに直しておきました。
まあ、テープから無加工で取り込んでいるので、音質もそれなり。というか、うん、本当にテープを聴いているような音。今回の音源の場合は、CDに収録されているのとほぼ同じ内容がテープに、カセットデッキで録音した風に録音されているので、あえて、クリーンアップとかしないで、このままで聞くのが正しいのですが、場合によっては、何らかの加工をしてから最終形にしたいかも。
まあ、とりあえず、手軽に、音源が失われてしまう前に、デジタル化出来るので、もしまだ、テープ音源を持っている、持て余してしまっているヒトには、オススメ。
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