今回は、高速の土日割引とお盆の休みの狭間、8/10~12の日程で、長野の方へ出かけてきました。基本的に、台風の影響で天気の悪かったあたりです。
なので、天候的には、霧が立ちこめて、雨が降り、雷が鳴り、肌寒い……まあ、避暑にはちょうどよかったのかもしれませんが、そんな日々でした。
ただ、中日の夕方あたりから、天気がよくなり、夜には、隣の原村にも負けない夜空が広がりました。
宿の裏手には、街灯もない、真っ暗な広場があって、星を見るにはなかなか条件がよいのです。
子どもたちと夕食後に花火をしたあと、その足で、そこまでいって、星を眺めてきました。EOSは部屋に置いてきてしまっていたので、ポケットに突っ込んであった、Powershot S90を地面に寝かせて、最大露光(15秒)をかけて撮ったものを、フォトショップでスマート補正かけてみたのがこの写真です。勿論、肉眼でここまで見えたわけではありませんが、見事な星空でした。ペルセウス座流星群の極大が近かったので流れ星の一つも見えるかと思いましたが、残念ながらそれは見られませんでした。
この日は天文づいていて、昼間には野辺山の電波望遠鏡を見学しました。清里には何度も足を運んでいますが、実は、野辺山界隈の見学ははじめて。
JR鉄道最高点、駅としてはJR最高地点になる野辺山駅なんかを見たあと、電波望遠鏡を見てきました。45mの電波望遠鏡をはじめ、10m×6台で、600m相当の解像度を持つという、ミリ波干渉計、太陽ヘリオグラフなどが見学できます。
見学ルートの途中には、向きを操作できる小さなパラボラアンテナがあって、人工衛星や太陽など、電波を発するものを捕らえると音楽が流れるようになっています。見学者は少なくなかったのに、皆さん素通りで、うちの子どもたちがたっぷり占有して遊べましたが、人気ないのかな?
丁寧な解説の付いたパンフレットを受付でくれる上に、見学は無料ですので、自由研究の宿題がまだの子どもには、なかなかによい題材じゃないかと思います。ちひろもみのりも、それぞれのレベルに応じたレポートにまとめて、宿題のタネの一つとしましたよ。鉄道最高点なんていうのも、掘り下げると、鉄分の多い子なら楽しいかもしれません。
天気がよければ本当は、近くにある牧場で遊んでいこうかと思っていたのですが、電波望遠鏡を見学中に、結構強く降り始めたので断念し、R141を、ぐーっと移動して、上田城へ。
上田城は去年の夏にも訪れたのですが、今回は、義父を伴っていたので、もう一度。
映画、サマーウォーズは昨年の映画ですが、今年も、駅の周辺や商店街には、サマーウォーズの里、なんていう垂れ幕がかかったままでした。いえ、むしろ新しく貼りだし直したような感じさえありました。映画ではあまり、町中などが直接沢山描かれていたわけではないですが、映画を見たあとだと、なんとなく親しみを覚えます。BDが出てから見たので、去年は見ないで行き、今年は見てから行ったので、一層そう思ったのかもしれませんが。
上田城は、石垣と、櫓の一部や門が残っているものの、そのほかの構造物は現存しておらず、真田家が支配していた当時にどういう城があったのかは、あまりちゃんとは分かっていないらしいです。天守閣はなかったとも、いやあったのではないかともいわれているそうです。
桜が沢山植えられているので、桜の季節には見事に桜色に染まるそうですが、夏は、なんとなく、寂れた感じを強く受けます。
層塔式の壮麗な天守閣を持つ松本城に比べると、余計にそういう印象になるのかもしれませんが。
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