おおかみがきた!

前原国交相、津波予測は謝罪に当たらず=首相も「同感」

前原誠司国土交通相は2日の閣議後記者会見で、チリ大地震に伴う津波への対応に関し、気象庁が「予測が過大だった」と謝罪したことについて、「果たして謝罪すべき問題なのか」と述べた。その上で、同庁に対し同日朝「謝罪するに当たらない」と伝えたことを明らかにした。
前原国交相は「しっかり準備するには過小であるより過大であったほうがいい」と指摘。同相によると、同日の閣僚懇談会でも同様の発言をし、鳩山由紀夫首相から「同感だという趣旨の話があった」という。

確かに、災害を過小評価するよりも、多少は大きめに見積もっておいた方が、いいのかもしれません。しかし、日曜日の午後ずっとテレビ画面にでかでかと日本列島表示し、「大津波だ」なんて、いっていたのに、やってきた津波のスケールは半分にも満たないモノだった、なんていうのは、ちょっと、過大すぎると思います。

こういうことが続けば、ヒトは、勝手に、「実際は半分未満」なんていう読み替えをしだしますから、予想がより精確になるように努め、大外しをしたときにはやはり、きちんと説明して、必要ならば謝罪もすべきだと思うんですよね。

謝罪に当たらず、とか居直ってないで、もう少し、こうした、寓話から学んだ方がいいんじゃないかと思いますヨ。読んだことないんですかね? お勧めはもちろん「おおかみがきた!」です。