玄箱/PROはまり道、ぐにゃぐにゃ

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Debian化は完了しましたが、様々な設定をしなければ、本格運用は出来ませんし、グラタンが担っているメディアサーバ機能の引っ越しも必要です。

まず、logwatchで、最低限の監視機能を付加。が、メールがやって来ません。そういえば、aliasesは、メールサーバに振るように変更しましたが、肝心の、exim4を何も設定していないことを思い出しました。そういえば、グラタンや旧玄箱をdebian化したときには、インストール時に、exim4の設定について何か問われたような気がしますが、今回は聞かれた記憶がありません。どうも、自分で、dpkg-reconfigure exim4-config とかして、やらないとダメっぽいです。

玄箱/PROは、ローカルにメールを持つことはないので、全部メールサーバに放り投げるスマートホスト設定でオッケーです。そのように設定してやると、メールが無事に流れるようになりました。

次は、いよいよ、メディアサーバ機能の準備です。最低、mediatombとfirefly(mt-daapd)の導入が求められます。我が家の東芝RD-XS46はHDDが頓死したために、最早、なんのデータも持たないため、vrd2.pl/vrdRuby.rbはなくてもいいことにします。

mediatombはapt.mediatomb.ccでDebian向けのソースもバイナリも配布されているのでこれを/etc/apt/source.list.d/に設定してやるだけでオッケー……かと思ったら、Lenny/armel用にはバイナリがありませんでした oTL

仕方がないので、ソースを一式持ってきてビルドすることに。rpmは慣れているんですが、dpkgは不慣れなので、あっちこっち見ながらビルド。まぁ、これは手間はそれだけでしたが。

次に、fireflyです。これは、debian向けにパッケージが存在しているので、単にそれを持って……来るだけだと、Windows 7上のLAMEで作ったMP3がすべからく文字化け状態に。今後も、リッピングはEAC+LAMEで行く予定なので、その都度、ID3タグをコンバートするなんて七面倒くさいことはしたくないので、mt-daapdにパッチを当てることに。

パッチについては、こちらsvn-1586向けのパッチが提供されているのですが、既に、svn-1696へとバージョンが上がってしまっていて、そのままではパッチがあたらず。仕方がないので、リジェクトされたパッチを見ながら、ソースを見て、当てるべきパッチを作成しました。

あとは、dpatch ツールをインストールして、パッチの取り込みをかけて、ソースをフルにリビルドするだけです。大したことはありません。まぁ、まだ、色々起きるとは思うんですけれどね。とりあえずは。

$ cd mt-daapd-0.9~r1696.dfsg
$ dpatch-edit-patch 21_cp932-1
(既に20_までのパッチがあったので、適当な番号で)
...
$ patch -p1 < /home/araki/compile/mt-daapd-svn-1696-cp932.patch
(パッチはフルパスで指定する。実際に取り込まれるときには、適切な所になるので)
...
$ exit
$ vi debian/patches/00list
(21_cp932-1 を末尾に追加しておく)
$ debchange -i
(changes を編集する。emacsっぽいエディタが起動するので適当に。)
$ dpkg-buildpackage -rfakeroot -us -uc
...
$ cd ..
$ dpkg -i mt-daapd_0.9~r1696.dfsg-6lenny2.1_armel.deb
(できあがったパッケージのインストール)