ヒータが12Vならもっと簡単になるのでは?

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まだ作ってもいないうちから、色々考えたりするわけです。YAHAのリファレンス実装は、6922(6DJ8)を使っているため、ヒータ用に、レギュレータを使って、電源を供給しています。が、もともと12V(12.6V)の 12xxを使えば、回路もっとシンプルになるんじゃないかとか。

12DJ8を使えば、ヒータ周り以外をそのままの定数で流用できそうですが、おいているっていうところ見つからないので、作例が見つかった12AU7を検討してみようかと。ただ、どう考えても特性の違う管なので、当然プレート負荷あたりは変えていかないといけないはず。厳密には初速度電流だって違うだろうから、狙ったバイアスを得るには、グリッド抵抗だっていじらないとだめなはず。

このアンプのキモは、ゼロバイアスと、単一電源で駆動するための6.8VのOPAMPに対するバイアスのはず。12AU7と6922のデータシートのEb-Ib曲線は明らかに別物だから、そのままの定数でやらかしたら、酷いことが起きそう。と、〜12Vくらいの狭い範囲で、0.1V刻みくらいのEb-Ib曲線は見あたらないので、とりあえずLT Spice IVで描かせてみます。もちろん、こんな領域のグラフをシミュレータが正確に描けるとは思えないのですが、気は心。

一応 6922の方も描かせてみると、-0.5Vのグリッド電圧の時に 6.8Vくらいの電圧が出るように負荷線を取れば、RL=48kΩと、もっともらしい数字。なので、このシミュレーションでもなんとかなりそうだと、同様に ?0.5Vで 6.8Vを得ようとすると、12AU7ではRL=10kΩということになります。本当は、-0.5Vのバイアスを得るために、Rgの方も替えないといけないでしょうが、そっちはとりあえず目をつぶってみることに。いずれにしても、6922の定数で、管だけ入れ替えると、OPAMPのバイアスが足りず、マイナス側の波形が酷く歪んだものになってしまいそうです。(そのまま鳴らしているという作例でしたが。)

というわけで、12AU7を使えば、単一電源で、ヒータから、真空管、OPAMPまで全部駆動できて、偉く簡単な回路になりそうです。さて、これは正しい? 真空管アンプの設計なんてしたことないから大間違いをしていそうな気もしますが……。でも、このくらいまで部品点数が減れば、ちひろの夏休みの宿題の工作にもってこいだと思うんだけれどなぁ。