Y150内覧会-日産Y150ドリームフロント&スーパーハイビジョンシアター

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NISSAN Y150ドリームフロント&スーパーハイビジョンシアター

日産のオーナーサイトで募集していた、Y150の内覧会に行ってきました。新港埠頭の、日産のブースの前に、10:10集合で、午前中一杯を、日産のブースの見学にあて、午後を、他の会場の見学に回すというタイムスケジュール。結構タイトかと思っていたのですが、さにあらず。かなりゆったりした見学となりました。

その要因の一つは、勿論、内覧会なので、客が限られていることなんですが、もう一つ大きな要因は、会場というか、パビリオンの数にあります。

Y150をYES88や、普通のエキスポなどと同じような催しだと思っていると、世界三大がっかり並にがっかりするのではないかと思うのが、会場。会場は、横浜のベイエリアと、ズーラシアの裏手に当たるヒルサイドエリアの二カ所があって、夏まではベイエリアだけの運営なんですが、そのベイエリアも、横浜駅付近から、山下公園辺りまでに分散して存在しています。

そして、有料のパビリオンは、この日産のドリームフロント&スーパーハイビジョンシアターと、トゥモローパークおよびはじまりの森の三つだけ。それぞれの見学時間は、すいていれば40-50分程度ずつしかかからないので、半日もかからずにすべてをみてしまえる程度なのです。もちろん、無料のエリアでも様々なイベントが展開しているので、それらもあわせれば、十分に楽しめますし、開催されればそれなりに混雑もするでしょうから、実際には、もっと時間もかかるでしょうが、上に挙げたような大規模なイベントに比べると、かなり物足りない感じがすることでしょう。なので、その手のイベントと同程度の密度を期待して来る人には、相当ながっかり感が残ると思います。ご用心。

前置きが長くなりましたが、ここにあげた、三つのパビリオンの内容と簡単な感想を順次、挙げていきます。まずは、NISSAN Y150ドリームフロント&スーパーハイビジョンシアターから。

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ここは、新港埠頭に設置されたパビリオン。桜木町からなら徒歩15分ほど、みなとみらい、或いは日本大通りからなら10分ほどでたどり着けます。会場の中では一番奥になります。建物の向かって左手へ回ると、一番奥に入口があり、入った所にチケットブース、そして、シアターへの待ち行列があります。

勿論、今日は内覧会なので、行列と呼べるほどの待ち人数はありませんでした。尤も、他のパビリオンと異なり、ここの待ち行列は、屋内なので、暑い日、雨の日や風の日など、天候条件が厳しいときでも、比較的快適だと思います。待つならココ。他のパビリオンはなるべくすいているときに行きたい感じです。

このパビリオンの展示は三部構成になっていて、全体を通して、今を知り、未来を描いて、そのためのアクションを起こす、というコトになっているといえると思います。最初の、スーパーハイビジョンシアター(HDTVの16倍の密度ということなので、8K4Kくらいの画像なんだと思う。サウンドは22.2chだそうです。)で、地球、人々、取り巻く環境などの映像を見ます。特に温暖化や公害などへの強いメッセージがあるわけではないですが、今ある世界を確認する、それがこの最初のシアターの役割だと思いました。

このシアターは比較的コンパクトなので、スクリーンからの距離も近く、スーパーハイビジョンの密度の濃い、美麗な映像と、22.2chのサウンドの臨場感を十分に楽しめます。普段家でもハイビジョンをみている人は、映像面では、アナログのSD画質と、HD画質との間ほどの差は感じないかもしれませんけれど。

PIVO 紙で出来た椅子

シアターでの映像を見た後は、隣接する、電気自動車PIVOを中心に、天吊りの液晶パネルと、紙で出来た椅子が配置された部屋に誘われます。適当に椅子に座り、PIVOと子どもたちが登場するビデオで、未来の姿を見ます。

残念なことに、PIVOに触れたり、乗ったりすることは出来ません。

全体的に、Y150は体験型の展示が少ないです。伝達式の展示で、大人はともかく、子どものココロにどこくらい響くのかは若干気になります。

未来の姿を見た後で、することは、その未来へと進んでいくために、今すべきこと、環境を守っていくためのアクションを起こすことです。隣の部屋は、そのアクションを書いて、バルーンの中にそれを送り込み、みんなのアクションが舞い続ける……そいう部屋です。PIVOの部屋の出口に、アクションを書くための、木の葉型の色とりどりの紙があります。一枚ずつ取って、隣へと進みます。

舞うアクション 書いたアクションはバルーンへと送り込む 移動した部屋には、地球を模したバルーン、アクションの書かれた紙が舞うバルーン、足踏み発電機と繋がった電球が入っているバルーンなど、様々な大きなバルーンと、アクションを書き込むためのテーブルとがあります。

アクションを書いたら、バルーンへとそれを送り込みます。

送り込まれたアクションはバルーンの中を舞い続けます。最後に、足踏み発電機が、周囲を囲んでいるバルーンがあるので、そこで足踏み発電体験。渋谷の交差点の真ん中に設置されているアレの親戚ですね。ここのパネルは、バルーンの中にある電球を光らせるだけで、生み出された電力がバルーンに空気を送り込むコンプレッサを動かすとかそういうことはありませんが、自分の足踏みが、ソコに見えている電球を光らせているというのが感じられるのは、子どもには楽しいと思います。

ここまで、およそ40分弱。現時点での、展示のレベルとスタッフの対応は、他の二つのパビリオンよりかなり高いパビリオンでした。待ち行列でも快適に過ごせるなど、Y150の中ではピカイチの展示だったと思います。有料入場券を買ったなら、要チェックです。