たばこ関連税の大幅引き上げを目指す超党派の「たばこと健康を考える議員連盟」(共同代表・中川秀直自民党元幹事長、前原誠司民主党副代表ら)は19日、参院議員会館で会合を開き、医学的な立場から喫煙規制を求めている日本学術会議から意見を聴取した。同会議は、1箱1000円に値上げすれば4兆円程度の増収が見込めるとの試算を示した。
現行のたばこ関連税は、1箱(20本入り、平均300円強)当たり約175円。試算によると、価格が600円になるよう税率を上げた場合、喫煙人口は現在の3600万人から3300万人に、たばこ消費量は2700億本から1850億本にそれぞれ減少する一方、現在2兆2000億円の税収は4兆3400億円に増加。価格を1000円にすれば、喫煙人口は3100万人、消費量は1440億本に減るが、税収は6兆2600億円に増えるという。
一箱、1,000円になっても、それを理由に禁煙する人間は、わずか500万人。喫煙者の14%に過ぎないという試算です。煙草の消費量の方は、53%程度に落ち込むということですから、節煙は進むようですが。
あくまでも試算ですが、一箱、1,000円払ってでも吸いたいと思うヒトが、喫煙者に多いのだとしたら、そりゃあ、凄い習慣性・依存性だなぁ、と、ある意味感心してしまいます。こりゃ、健康によろしくないと判っていてもやめられないというヒトが多い訳だ。勿論、実際にこうなったら、みんなやめちゃったという可能性もなくはないわけで、こんな机上の計算通りに行くかどうかは判りませんけれど。
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