ハムスターがやって来た

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車の中でこちらを伺うハム

カメを飼う...そう、ちひろが言い出したのは、いつのことだったか。多分、2ヶ月くらい前のことだったと思う。まぁ、カメなら庭先で飼ってもいいし、鳴かないし、種類を選べば噛まないだろうし、いいんじゃないか。と、思ったのだけれど、いざ、買いに行くと、カメを扱っている店のなんと少ないことか。と、いうか、カメを買いに行ったところは全滅だったわけです。

そうこう、するうちに、カメがハムスターに変わっていました。まぁ、いいよ。ハムスターの方が、多分、インタラクティブだし、手はかかるけれど、イキモノを飼う責任感や、命の大切さなどを学び取るのにはもってこいだと思うから。何しろ、この小さなイキモノは、えさやりをサボったり、炎熱地獄に放置したりすれば、すぐに昇天してしまうのだから。

巣材用のティッシュをくわえるハム

ちひろが、飼うなら、ちひろが出来ることは何でも出来ると信じて疑わない、根拠なき自信の権化、みのりだって、飼うと言い出すわけで、二人で一匹ずつ。ねずみ算式に増えられても困るので、とりあえず、仲よさげな♂のジャンガリアン(種類の選定は、ちひろがググったりして色々検討して決めた。大きくなる種類はかわいくないと、ドワーフな奴らから選んだらしい。)を二匹買ってきて、それぞれが、「定春」と「ハム太郎」と名付けた。まぁ、ネーミングセンスはアレでも、名付けるという行為が大切だと思うので、ヨシとする。尤も、どっちがどっちなのか、いまいち、ボクには区別が付かないけれど、彼らはそれなりにあっちがどっちだ、とかいっているので判っているらしい。怪しいモンだが。

彼らは夜行性なので、昼間はねているようだが、どうせ、昼間は、子どもたちも学校や幼稚園でいないのだから、構わない。夕方や朝には、今のところ眺めて楽しんでいる。えさやりも、今のところは欠かしていない。水は、まだ、水分豊富なキャベツなどの葉物だけで足りるらしいので、給水器は買ってあるものの、空のままだ。彼らが、寿命を迎えるそのときまで、元気に、そして、子どもたちの心に、命を大切に思う気持ちを与えてくれるといいと思う。こんな殺伐とした世の中だから。...なんて理屈はさておき、こいつらの仕草はかわいい。いや、本当に。実はイチバン夢中になっているのはボクじゃないかという話もある。