私的録音録画保証金制度のこととか

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あちこちで、ダビング10とバーターだということになっている、iPodやHDD録画装置への私的録音録画保証制度金制度のことが話題になっている。こことかこことか。大手の新聞が偉そうに社説とかで、テキトーなこと書いていると、いうわけだが、全くその通りだと思う。

CDやDVDの売り上げが伸びなくて、昔のやり方でもうけられなくなったハイエナたちが、よってたかって、まじめにお金を払っている消費者から搾取する方法を考えているだけで、全くあほらしいとしかいいようがない。iPodはアメリカで買うことにしようかと思うよ、もし本当に課金されたらさ。

ところで、面白いのは、新聞の社説だの記事だのの結びである。要するに、北京五輪までになんとかしろよ、ということなんだが、なんで北京五輪?北京五輪でディジタルテレビが売れると期待されているのはわかるけれど、北京五輪で録画装置も買う?北京五輪なんて録画してまで見たい?

そもそも、ダビング10だろうがコピーワンスだろうが、こっちから見ればたいした違いはなく、ぶっちゃけ、ムーブ(相当の動作)に9回までなら失敗しても録画は失われないというのが、ダビング10で、それ以外は何もコピーワンスと変わっちゃいないのだ。だから、それがあるかないかで、機器の買い控えなんかしないし、そもそも、あれは後付ででもファームウェアの変更で対応できるのだから、その辺をちゃんと説明すれば、別に北京五輪までに導入されなくたって、メーカにも消費者にもなんの損もないと思うんだけれど?損する人がいるとすれば、保証金が課金されていない録画機器が売れていくと困る、寄生虫たちでしょう?

うがった見方をするならば、大手新聞は系列にテレビ局を抱えていて、そこがこれらの利益のおこぼれに預かれるのではないか?そのための援護射撃をしていて、北京五輪までなんていう近々のイベントをさものように持ち出すのは、メーカへのプレッシャーにちょうどいいから、というだけではないだろうか?

デジタルで録画したモノは、確かに、長く劣化せずに残せるのだが、こうも利便性が悪く、さらに、本当の著作者たちではなく、そこに寄生する連中に搾取されなければならないのであれば、アナログで録画して、今まで通りに、自由に扱える方がうれしい。どうせ、ケータイに転送して隙間で見たりしたいだけなのだから、とことん高画質である必要なんてないしね。

期待していた、自作PC用の単体売りのデジタルチューナも、マザーボード変えちゃったら、録画した番組見られないっていうでしょ。悪評高かった、WindowsやOfficeでさえ、アクティベートし直せば使えるのに、これってどうよ?! なんで、チューナーカードと録画がペアリングできていないの?マザーボード変えられないなんて、自作PCである意味がないじゃん、って状態だし、技術が進歩しても、人間や社会が変わらないと、窮屈になるばかりだなぁ。