Office 2007 特別優待版の罠

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Office 2007 Personal アップグレード 特別優待パッケージ
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4 Excelで重い計算をする方に

金曜から、数量限定で、Office 2007 personalのアップグレード版が優待販売されています。通常20,000円弱のものが、およそ半額の一万円弱で販売されるのですから、乗り換え時です。まぁ、マイクロソフトもそれを狙っているのでしょうけれど。

別に、Office 2003で、機能不足を感じることなんてほとんどないのですが、オンラインで公開されているテンプレートに、Office 2007以降のみ対応、なんていうのが、それも使いたいやつに限ってそんな制限がかかっていたりすると、限界を感じたりもするわけです。

で、アップグレード版を買おうと思って、ふと気になったことが。「対象商品は、……のプレインストール版、もしくはパッケージ製品、単体製品のいずれか。」と書かれていること。で、パッケージは、Office 2000以降となっているのです。ボクの、Office 2003は、前回の同様の優待パッケージで、Office 97からアップグレードしたものであるということです。店頭で聞いたところ、「アップグレードされた製品の場合は、アップグレードの元になったパッケージが何であるのかで、アップグレードできるかどうかが変わります。」とのこと。

ぶっちゃけ、マイクロソフトの方針としては、永遠にアップグレードすることはできない、ということのようです。(優待版でない、Office 2007アップグレードも、同じライセンス条件になっているそうですので、通常のアップグレード版を買ってもアップグレードできません。)非常に釈然とはしないけれど、そうだっていうのだから仕方ありません。

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とはいえ、Office 2007のパッケージ版を買うのは、パーソナルとはいえ40,000円を超えてしまい、あほくさすぎます。じゃあ、あきらめて、Office 2003を使い続けるか、と諦めかけたときに、はた、と、気づきました。

この優待パッケージは、Office 2000〜2007の単体製品のいずれかにくっつけて、単体からオフィスへのアップグレードができるのです。ということは、安い、Office 2007ファミリーの単体製品を一緒に買えば、それでいいのです。Office 97以前からのアップグレード問題で、今回の優待版が利用できないという方は、この方法がお勧めです。

多分、一番廉価なやつは、おそらく Inter Connectですので、一番廉価に仕立てるには、これを買うのがいいのでしょう。ただ、いくら安くても、いったい何の役に立つのか見当もつかないものを買っても仕方ないので、まだ少しは役に立ちそうな、OneNoteを買ってみました。

ところで、Office 2007をインストールすると、問答無用で、MS-IMEは2007にされてしまいます。オマケに、旧MS-IMEが隠されてしまいます。さらに、ATOKを使っていても、標準のIMEをMS-IME 2007にされてしまいます。さすがにATOKは消されませんけれど。わたしは、ATOK 2008なので、単に、標準のIMEをATOKに戻すだけで済みますが、同じバカでも、前のバカの方がいいという方には、こちらのFAQを。こんなものがFAQにあること自体が、IME 2007のダメさを物語っているように思います(/_T)